ドリフト
FORMULA DRIFT JAPAN 2023 第1戦が4月22-23日、三重県の鈴鹿ツインサーキットで開幕。今日21日は公式予選が行われた。今シーズンのエントリーは昨年から継続となる、草場佑介、金田義健、箕輪大也の3名に加えて、2022シリーズチャンピオン松山北斗を新たに迎え入れ、4台体制での参戦となる。
予選は13時から開始。強風と路面グリップの悪さから全体に得点が伸び悩むが、1本目は新加入の#774松山北斗選手が91点(ライン25点、アングル28点、スタイル38点)で全体トップをマーク。#771箕輪大也選手も88点(ライン26点、アングル26点、スタイル36点)で2位につけた。#77草場佑介選手も84点(ライン24点、アングル26点、スタイル34点)で暫定4位。#770金田義健選手はいまいちまとめきれなかったと69点(ライン18点、アングル24点、スタイル27点)に留まるがアングルの深さはトップクラス。2本目に期待が持てる結果となった。
2本目は徐々に気温が下がるコンディション。#770金田義健選手は73点(ライン21点、アングル22点、スタイル30点)をマークして24位で予選を通過。#771箕輪大也選手も89点(ライン27点、アングル27点、スタイル35点)と得点を伸ばして2位を獲得。#77草場佑介選手(ライン25点、アングル28点、スタイル36点)も89点と得点を伸ばして3位に。そして、1本目の#774松山北斗選手の91点を超える選手は現れず、単走優勝は松山選手となった。
CUSCO RacingはTOP3を独占する結果となり、最高の滑り出しとなった。
<#77 Team CUSCO Racing GR86 草場佑介>
幸いにチームメイトが1位、2位を獲得していたのでその走りを参考にできました。また、審査では進入時の挙動を指摘されている部分があったので、そこをピンポイントで修正した結果、得点を大きく伸ばすことができました。ゾーン3でまだラインがイマイチな部分もあるので、そこをさらに修正して追走を迎えたいと思います。
今日低めの空気圧での走りで上手くまとめられたので、追走では相手やコンディションに合わせて空気圧をアジャストできる幅ができたので、タフな勝負ができると思います。
<#770 CUSCO Racing GR86 金田義健>
今年からリアタイヤを285/35R18から、275/40R18に変更しました。それによってコントロール幅のアップとトラクション性能の向上を狙いました。練習走行からそのフィーリングの良さは現れていましたが、走りに完全に合わせこむことができず得点はイマイチ伸びませんでした。
しかし、ハイパワーを受け止めるトラクションがあるので追走時にも有利です。さらにコントロール幅も広がっているので、今年は追走で熱い勝負ができると確信しています。
<#771 CUSCO Racing GR YARIS 箕輪大也>
1本目でほぼ思った通りの走りができ88点を獲得することができました。今シーズンからリアタイヤを285/35R19から275/40R19に変更して、結構フィーリングが変わりました。まだ練習走行とこの予選くらいでしか走っていないのですが、扱いやすいADVAN AD09の特性もあって上手く合わせこむことができました。
2本目は予選突破が確実だったので、路面温度低下に合わせて空気圧を下げるのがセオリーですが、逆に上げるトライができました。得点も89点とさらに伸ばすことができたので意味のあるチャレンジとなりました。徐々にタイヤとシャシーのマッチングがわかってきたので、さらに追走前のフリー走行で煮詰めて、追走で上位進出を目指します。
<#774 CUSCO Racing A90SUPRA 松山北斗>
練習走行ではマシントラブルもあり、あまり走り込めませんでしたが、挙動がすごく扱いやすく1本目から走りをまとめることができました。特に1本目は要所を抑えて走りましたが、ライン、アングル、スタイルともに評価してもらえて高得点を出すことができました。
パワーの出方が昨年までのクルマと比べて違うので、まだそこに合わせ込んでいる段階ですがポテンシャルの高さを感じています。ドライビングもセッティングも合わせ込めばさらなる走りができると思います。
|2023FDJ Rd.1鈴鹿ツイン予選レポート・CUSCO RacingがTOP3を独占!| |