ドリフト
開幕戦を13歳の箕輪GRヤリスが制す!
単走でも松山GRスープラが優勝!
4月22-23日に鈴鹿ツインサーキットで、2023 FORMULA DRIFT JAPAN Rd.1が開催されました。CUSCO Racingは昨シーズン同様、草場佑介選手、金田義健選手、箕輪大也選手の3名のドライバーに加え、ディフェンディングチャンピオンの松山北斗選手を新たにチームに迎え、4台体制とさらに参戦規模を拡大して2023シーズンをスタートしました。
左から
箕輪大也選手、松山北斗選手、草場佑介選手、金田義健選手
井上みずなさん(くす子ちゃん左)、赤城ありささん(くす子ちゃん右)
土曜日・単走予選
ディフェンディングチャンピオン松山北斗選手が単走優勝!
CUSCO Racingが1-2-3独占!
22日に行われた単走予選では、#774松山北斗選手GRスープラが91点(ライン25点、アングル28点、スタイル38点)で見事予選トップを獲得。2位は#771箕輪大也選手GRヤリスで89点(ライン27点、アングル27点、スタイル35点)をマーク。3位は#77草場佑介選手GR86が89点(ライン25点、アングル28点、スタイル36点)を獲得。#770金田義健選手GR86は73点(ライン21点、アングル22点、スタイル30点)で24位で予選をクリアし、CUSCO Racingが予選TOP3を独占し4台すべて決勝に進出。最高の開幕戦予選となりました。
予選単走優勝の松山北斗選手(中央)、2位箕輪大也選手(左)、3位草場佑介選手(右)
日曜日・決勝トーナメント
箕輪大也選手が激戦を制し初優勝!
CUSCO Racing1-3フィニッシュ!
23日はTOP32決勝トーナメントが9時40分にスタート。予選に引き続き快晴ドライの抜群のコンディションではありましたが、多くのチームで様々なアクシデントやトラブルが続出する中、箕輪大也選手GRヤリスがノートラブルで勝ち続け見事優勝!13歳ドライバーが史上まれにみる快挙を達成しました!3位には松山北斗選手GRスープラが入り、表彰台に二人のCUSCOドライバーが登り、さらに9位に草場佑介選手、24位に金田義健選手が入る活躍を見せ、2023年FDJ開幕戦は予選・決勝ともにCUSCO Racingの勝利となりました!
決勝トーナメントレポート
<TOP32>
1組目:予選1位 #774松山北斗選手×予選32位 長瀬幸治選手
先行松山選手GR86 でスタートが切られるが長瀬選手がトラブルによってスタートできず。長瀬選手は5分間ルールで修復を試みるも叶わず、松山選手の勝利となりました。
4組目:予選9位 #31蕎麦切広大選手×予選24位#770 金田義健選手
後追い金田選手GR86でスタートしフィニッシュライン手前で痛恨のスピン。RUN2ではコース幅ギリギリの攻めるアグレッシブな走りで魅了するも、RUN1でのスピンが響き敗退となりました。
9組目:予選2位 #771箕輪大也選手×予選31位 久保和寛選手
先行箕輪選手でスタート。後追いの久保選手が途中でドリフトが戻ってしまいアドバンテージを得る。RUN2では久保選手を落ち着いて追うクレバーな走りで見事TOP16へ進出。
13組目:予選3位#77草場佑介選手×予選30位#100アンドリュー・グレイ選手
RUN1は草場選手のコースアウト、アンドリュー・グレイ選手のトラブルなどによりワンモアタイムに突入。ワンモアタイムでは両者譲らぬ素晴らしい走りでさらにワンモアタイムに。2回目のワンモアタイムで草場選手の勝利となりました。
<TOP16>
1組目:予選1位#774松山北斗選手×予選17位マッド・マイク選手先行松山選手でスタート。アウトギリギリまで攻める走りでマッド・マイク選手をリード。RUN2でも速いマッド・マイク選手に追い付く走りで見事勝利。TOP8へ進出を決めました。
5組目:予選2位#771箕輪大也選手✕予選15位#56ミンミン選手
先行箕輪選手でスタート。ミンミン選手は1コーナーでコースアウトギリギリから失速。前後を入れ替えたRUN2では1コーナー走行中にミンミン選手のマシンにトラブルが発生。箕輪選手の勝利となりました。
7組目:予選3位#77草場佑介選手✕予選19位#96目黒雄大選手先行草場選手でスタート。ややラインが小さかったが互角の勝負。後追いのRUN2では草場選手のラインが若干小さくなった部分もあり目黒選手の勝利となりました。
<TOP8>
1組目:予選1位#774松山北斗選手✕予選9位#31蕎麦切広大選手
RUN1、RUN2ともにスピードとアングル、そしてアグレッシブなスタイルで上回ったで松山選手が勝利。セミファイナルへと駒を進めました。
3組目:予選2位#771箕輪大也選手×予選7位#57KANTA選手
RUN1 箕輪選手先行でスタート。速いKANTA選手が背後に迫る。RUN2は1コーナーで箕輪選手がプレッシャーを掛けたところでKANTA選手のクルマにトラブルが発生し走行中断。箕輪選手がセミファイナルに進出しました。
<セミファイナル>
1組目:予選1位#774松山北斗選手×予選13位#36高橋和己選手
RUN1、RUN2ともに互角の走りでワンモアタイムに突入。ワンモアタイムのRUN1で松山選手はフィニッシュ付近でラインが膨らみリヤタイヤ脱輪で足まわりにトラブル発生。5分間ルールの修復に入るも時間内に修復できず無念のリタイヤとなりました。
2組目:予選2位#771箕輪大也選手✕予選6位#4小橋正典選手
RUN1は箕輪選手先行。1コーナーでややラインがアウトになるが持ちこたえる。箕輪選手の後追いのRUN2はゾーン3で小橋選手がわずかに脱輪。箕輪選手が勝利し決勝戦へ進出。
<ファイナル>
予選2位#771箕輪大也選手×予選13位#36高橋和己選手
RUN1箕輪選手先行。互いに速度と角度は申し分なく、ほぼ互角の走り。箕輪選手が後追いとなるRUN2では深い角度のまま高橋選手に迫るスピードを発揮。ワンモアタイムに突入することなく走行は終了し、勝者発表へと移った。そこで、発表されたのはFDJ史上最年少となる「優勝、箕輪大也!!」という結果でした!
ドライバーコメント
<#77 Team Cusco Racing GR86 草場佑介選手>
予選3位、決勝9位
今年は"スタイル"のポイントをアグレッシブに狙っていこうと思っていて、単走では上手くそこに合わせることができました。追走では1コーナーでややブレることがあり、そこからリズムを崩してしまったのは残念でした。しかし、新たにチャレンジしている空気圧セッティングなども上手く行っているので、次戦では追走もうまくまとめて上位進出を目指します。
<#770 Cusco Racing GR86 金田義健選手>
予選24位、決勝24位
今回からタイヤサイズを285/35R18から275/40R18に変更してセッティングを合わせ込んでいきましたが、空気圧と路面温度の組み合わせが調整しきれず、思ったような追走にはならなかったです。しかし、今回次戦に活かせるいろいろなデータが取れました。新たなタイヤサイズでこれまで以上の走りができると思いますのでご期待ください。
<#771 Cusco Racing GR YARIS 箕輪大也選手>
予選2位、決勝1位
タイヤサイズを275/40R19に変更した初戦で、勝ち進むことでどんどんクルマとタイヤに慣れることができ、優勝することができました。まだ6戦あるうちの1戦ですし、このサーキットでのセッティングがハマっただけなので、次のコースに向けてまたシミュレーターでしっかりとトレーニングを積んで備えたいと思います。ありがとうございました。
<#774 Cusco Racing A90SUPRA 松山北斗選手>
予選1位、決勝3位
今回は初めて乗るクスコスープラで、練習走行や朝のフリー走行などでマイナートラブルもあり、あまり走り込むことができませんでした。特にタンデムバトルでの"後追い"は、初の本番がマッド・マイク選手との対戦でしたが勝つことができました。セミファイナルでは残念ながらトラブルで敗退してしまいましたが、次戦に向けてよりマシンとドライビングの精度を高めたいと思います。
応援いただきました皆様ありがとうございました!
次戦Rd.2 エビスサーキットは5月20-21日に開催されます。引き続き応援よろしくお願いします!
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