クスコ・ワールドラリーチーム
2026.08.18
2026.08.18
三菱トライトン2台体制で挑んだ6日間の激闘
過酷なジャングルを駆け抜けダブル完走達成!
2024年大会からAXCRへの挑戦を続けてきたCUSCO RACING。3年目となる2026年大会では、これまでに培った経験と知見を活かし、三菱トライトン2台体制で約2,000km、6日間にわたる過酷な戦いに挑みました。さらに進化したマシンとチーム力で、さらなる上位進出を目指したCUSCO Racingの挑戦をレポートします。
参戦体制
チーム代表・総監督 長瀬 努
チームマネージャー 髙田 一匡
チーフメカニック 渡部 貴志
Car No.111
三菱トライトン
ドライバー 柳澤 宏至(やなぎさわ ひろし)写真左
コドライバー 加勢直毅(かせ なおき)
車両仕様
ベース車両:三菱トライトン
ショックアブソーバー:CUSCO
駆動系:マニュアルT/M、CUSCO LSD
タイヤ:YOKOHAMA GEOLANDAR M/T G003
ホイール:WORK
オイル:Moty's
シート:BRIDE
技術協力:TT Motorsports / Tant Sport
運営サポート:チーム三菱ラリーアート
DAILY REPORT
8/7(金)
CUSCO Racing全クルー&スタッフがバンコク入り。まずは全員でミーティング後、TTモータースポーツのワークスペースで車内装備品の取り付けなど、本番に向けた整備を行いました。午後にはラリースタート地点となるパタヤへ移動。翌日から予備車検やブリーフィング、ウェルカムパーティーなどが予定されており、ラリーウィークが本格始動となります。
CUSCO Racing全クルー&スタッフがバンコク入り。まずは全員でミーティング後、TTモータースポーツのワークスペースで車内装備品の取り付けなど、本番に向けた整備を行いました。午後にはラリースタート地点となるパタヤへ移動。翌日から予備車検やブリーフィング、ウェルカムパーティーなどが予定されており、ラリーウィークが本格始動となります。
8/8(土)
チームホテルのワークスペースでラリーカーメンテナンスの後、午後からヘッドクォーターホテル隣の広場でラリーカーの予備車検が行われました。明日の本車検を前に、車両のターボシーリングをはじめ、ドライバー&コ・ドライバーのレーシングスーツやヘルメットなど、安全装備のチェックも実施。いよいよ大会が始まるという緊張感が、少しずつ高まってきました。
ヘッドクォーターホテルの大会場では、日本人選手を対象としたブリーフィングが実施され、各ステージの特徴や走行上の注意事項、さらに大会期間中のGPSトラッキングシステムについて説明が行われました。
夕方からは、参加チームが一堂に会してのウェルカムパーティー。スタートを目前に控えた緊張感はありながらも、ひとときレースのことを忘れ、各国から集まった選手、スタッフが交流を深める楽しい時間となりました。
8/9(日)
朝7時から本車検が行われ、CUSCO Racingの2台のトライトンは各項目を無事にクリアし問題なく車検をパス。車検後はチームフォトの撮影を行い、マシンの最終メンテナンスへ。各部を入念にチェックし、いよいよ始まる6日間の戦いに向けて、2台とも万全の状態に仕上げました。
午後からはLEG1のロードブックが配布され、コ・ドライバーは早速、本番に向けコマ図の確認や、コーション情報の整理に取り掛かりました。AXCRでは前日の夜に翌日のロードブックが配布されます。そのためラリーがスタートすると、コ・ドライバーは毎晩、翌日のステージに向けた準備に追われることになります。
夕方からは、車検場から全車がコンボイを組んで、セレモニアルスタートの会場となるパタヤ・ウォーキングストリートへ移動。今年も多くのギャラリーが集まる中、盛大なセレモニアルスタートが行われ、出場車両が次々とスタートしていきました。
朝7時から本車検が行われ、CUSCO Racingの2台のトライトンは各項目を無事にクリアし問題なく車検をパス。車検後はチームフォトの撮影を行い、マシンの最終メンテナンスへ。各部を入念にチェックし、いよいよ始まる6日間の戦いに向けて、2台とも万全の状態に仕上げました。
午後からはLEG1のロードブックが配布され、コ・ドライバーは早速、本番に向けコマ図の確認や、コーション情報の整理に取り掛かりました。AXCRでは前日の夜に翌日のロードブックが配布されます。そのためラリーがスタートすると、コ・ドライバーは毎晩、翌日のステージに向けた準備に追われることになります。
夕方からは、車検場から全車がコンボイを組んで、セレモニアルスタートの会場となるパタヤ・ウォーキングストリートへ移動。今年も多くのギャラリーが集まる中、盛大なセレモニアルスタートが行われ、出場車両が次々とスタートしていきました。
かつてFIAアジア・パシフィックラリー選手権を同時期に戦った3名のドライバーが出場
左から、鎌田卓麻選手、柳澤宏至選手、田口勝彦選手
左から、鎌田卓麻選手、柳澤宏至選手、田口勝彦選手
8/10(月)LEG1
2台のトライトンは、朝8時にヘッドクォーターホテルを出発し、北東へ約100km移動してSS1のスタート地点へ。コースコンディションを考慮してステージの一部がキャンセルとなり、当初の予定から走行距離が約26km短縮。サービスを挟み、約66kmと約110kmの2セクションで構成されたLEG1から本格的な戦いのスタートとなりました。
2台のトライトンは、朝8時にヘッドクォーターホテルを出発し、北東へ約100km移動してSS1のスタート地点へ。コースコンディションを考慮してステージの一部がキャンセルとなり、当初の予定から走行距離が約26km短縮。サービスを挟み、約66kmと約110kmの2セクションで構成されたLEG1から本格的な戦いのスタートとなりました。
ステージは大小さまざまなギャップや水たまりが連続するラフセクション、超マッドセクション、ナローでスリッパリーなグラスセクション、そしてフラットでスムーズな高速セクションなど、ありとあらゆるコースコンディションが混在する非常にタフなステージとなりました。
柳澤/加勢組トライトンは、午前のセクションをノーミスでクリアし、順調な滑り出しで3年目のAXCRをスタート。しかし、午後のセクションではいくつかのミスコースにより大きくタイムロス。LEG1を総合22位でフィニッシュしました。
AXCR参戦2年目となる番場/藤田組は、午前・午後ともにいくつかのミスコースがあったものの、大きなタイムロスなくステージを攻略。午後のマッドセクションでは難しいコンディションに苦戦しながらも、最後までノートラブルでLEG1を走破しました。そして、番場/藤田組はなんと総合4位のタイムをマーク。
番場彬 / 藤田めぐみ 組
LEG1 総合4位
8/11(火)LEG2
ホテルを朝8時位に出発。LEG2からは前日の成績順のオーダーになるためCUSCO Racingは番場/藤田組からスタート。スタート地点のロッブリーまでの180kmを3時間かけて移動。本来予定されていたスタート地点から約80kmの区間がキャンセルされ、サービスを挟んで38km、16kmのステージとなり、午前の38kmはマッドセクション中心で、午後の16kmは岩場を走るロックセクションとなり、キャラクターが全く異なる構成でした。
ホテルを朝8時位に出発。LEG2からは前日の成績順のオーダーになるためCUSCO Racingは番場/藤田組からスタート。スタート地点のロッブリーまでの180kmを3時間かけて移動。本来予定されていたスタート地点から約80kmの区間がキャンセルされ、サービスを挟んで38km、16kmのステージとなり、午前の38kmはマッドセクション中心で、午後の16kmは岩場を走るロックセクションとなり、キャラクターが全く異なる構成でした。
4番手スタートの番場/藤田トライトンは、午前の超マッドセクションを堅実ながらも速いペースを維持しクリア。午後のステージでも川底のような岩場や、巨大な根石が埋まったロックセクションを快調に走行。いくつかのミスコースもありましたが、トップから5分遅れと、まだまだ上位を狙える位置につけています。
柳澤/加勢組トライトンは、昨日同様、午前のステージはノーミスでクリア。22番手スタートということもあり、前走車に追いつきパスするシーンがありましたが、それ以外はほぼロスなく走行。しかし、午後のセクション中盤で痛恨のミスコース。コース復帰に時間を要し大幅にタイムをロスし総合20位でLEG2を終えました。
番場彬 / 藤田めぐみ 組
LEG2 総合11位
8/12(水)LEG3
番場/藤田組が11番手、柳澤/加勢組が20番手でスタート。朝8:30に先頭車両からHQホテルを出発し、西へ約90km先のスタート地点へ移動。ステージは中間サービスをはさみ、48km、73kmの設定。迷路のようなジャングルセクションがある一方、ハイスピードなフラットダートもあり、これまで同様、全くキャラクターの異なるセクションが混在する難しいステージとなりました。
ここまで好タイムを重ね、総合5位につけている番場/藤田組トライトンは、午前のナビゲーションの難しいセクションを最小限のロスでまとめ、今日も順調なラリー展開を見せていましたが、午後の高速セクションで大きな溝を避けきれず、リヤサスペンションにダメージを負いコース内でストップ。しかしクルーが自力で応急処置を施し、フィニッシュまでマシンを運び無事完走。大きくタイムロスはしたものの、まだ上位を狙えるポジションにつけています。
一方、柳澤/加勢組はこの日も数度のミスコースでタイムをロスし、中盤手タイムが精一杯の我慢のラリーが続きました。しかしながら、マシンにトラブルはなく、まだまだ上位進出のチャンスを残し、堅実なラリーを継続しました。
柳澤宏至 / 加勢直毅 組
LEG3 総合18位
LEG1-3トータル 総合20位
LEG1-3トータル 総合20位
番場彬 / 藤田めぐみ 組
LEG3 総合27位
LEG1-3トータル 総合12位
LEG3 総合27位
LEG1-3トータル 総合12位
8/13(木)LEG4
大会は折り返し地点を過ぎ後半戦に突入。LEG4はサービスを挟んで101kmと48km、2つのステージが設定されました。一部にはジャングル内の険しいルートもありましたが、全体的には勾配の少ないフラットなステージが中心。CUSCO Racingの2台のトライトンにとって、さらなる追い上げが期待されるステージとなりました。
柳澤/加勢組は、ここまで厳しい展開が続いていましたが、本日は午前・午後の両ステージで快走。前走車のパスに手こずりタイムロスする場面もありましたが、午後のステージではトップグループに迫るタイムをマークしました。後半戦初日を総合11位と上々の内容でまとめ、残る2日間でのさらなる巻き返しに期待がかかります。
番場/藤田組のトライトンは、昨日のステージで受けたマシンダメージをメカニックチームが完全に修復。万全の体制でLEG4を迎え、上位進出を狙いました。午前のセクションではリヤサスペンションにダメージを負いましたが、中間サービスでメカニックチームがわずか10分で修復。トラブルを乗り越え、午前・午後ともにトップタイムに迫る好タイムをマークし、本日は総合3位でフィニッシュ。総合順位を3ポジションアップするとともに、このLEG4でもスピードをアピールしました。
柳澤宏至 / 加勢直毅 組
LEG4 総合11位
LEG1-4トータル 総合18位
8/14(金)LEG5
6日間にわたるラリーも残すところ2日となり、各選手がスパートをかける中、CUSCO Racingの2台のトライトンもポジションアップを目指しスタート。
午前中は、ジャングルセクション、ロックセクション、オープンエリアと、キャラクターの異なるセクションを組み合わせた95kmのミックスステージ。ナビゲーション難易度の高い設定でしたが、2台ともほぼノーミス、かつほぼ同タイムでクリア。
午後はオープンエリアをメインとしたスムーズなセクションが多く、68kmのステージの中でクロカン車両が豪快にコースを駆け抜けるダイナミックなシーンが多く見られる設定。柳澤/加勢組は終盤ミスコースで3分ほどのロスがあったものの、大きく遅れることなくフィニッシュ。番場/藤田組は午後も安定した走りでほぼノーミスでクリアを果たし総合4番手タイムをマーク。このLEGでもスピードをアピールしました。
番場彬 / 藤田めぐみ 組
LEG5 総合4位
LEG1-5トータル 総合7位
最終LEGは総合順位順でのスタートとなり、番場/藤田組は7番手からスタート。ステージ中盤ではパンクによるタイヤ交換に加え、前走車のスタックによるコースブロックで20分以上をロスするなど、苦しい展開を強いられました。それでも最後まであきらめることなく走り切り、無事ゴール。ポジションを一つ落とす結果となりましたが、2年目のAXCRで見事シングルフィニッシュを達成。トラブルなく走り切ったステージではすべて総合4位以上のタイムを記録するなど、随所で速さを見せ、存在感を強くアピールしたラリーとなりました。
13番手スタートの柳澤/加勢組も、番場車と同じポイントでスタック車両によるコースブロックに遭遇し、ステージ内で約10分間ストップ。その場を通過した後も、10km以上にわたって前走車をパスできず、我慢の展開が続きましたが、こちらも最後まで走り切り無事フィニッシュ。LEG1をはじめ、ラリー序盤のミスコースによって上位争いに加わることはできませんでしたが、6日間にわたってマシンを無傷でゴールまで運び、最終的にはポジションを2つ上げて総合11位で完走を果たしました。柳澤/加勢組は2024年、2025年に続き、今年もすべてのステージを完走。3年連続でAXCRを走り切り確実に結果を残しました。
番場彬 / 藤田めぐみ組 三菱トライトン
LEG6 総合34位
最終リザルト
総合8位 / T1Dクラス6位
総合8位 / T1Dクラス6位
柳澤宏至 / 加勢直毅組 三菱トライトン
LEG6 総合29位
最終リザルト
最終リザルト
総合11位 / T1Dクラス7位
今年も6日間にわたりさまざまなドラマがありましたが、2台そろって完走を果たし、番場選手の躍進をはじめ、CUSCO Racingとして素晴らしい結果を残すことができました。。多くの皆様に支えていただいた今回の経験を糧に、CUSCO Racingはこれからも世界の舞台でさらなる挑戦を続けていきます。応援いただきました皆様、そして参戦にあたり協賛・サポートいただきました皆様、本当にありがとうございました。
| |アジアクロスカントリーラリー2026 参戦レポート| |





























































































