ドリフト
2023.06.11
FORMULA DRIFT JAPAN 2023 第3戦が6月9-10日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。
CUSCO Racingは開幕戦で優勝したランキングトップの13歳ドライバー箕輪大也選手を始め、草場佑介選手、金田義健選手、そして昨年のシリーズチャンピオンである松山北斗選手の4名のドライバーで挑みました。
9日行われた予選1は悪天候の影響から2時間遅れでの進行。ウエット路面が部分的に残り、霧も出るというコンディション変化が激しい状況でした。
※予選ではスタイルポイントが40点満点であったところを手違いにより30点満点で審査されてしまったため、予選後にスタイルの得点が全車一律プラス10点加算される結果となりました。(レポート内の得点は加算前)
#77草場佑介選手は安定した走りで76点(ライン27点、アングル25点、スタイル24点)を獲得。
#770金田義健選手は滑り具合がポイントによって変わる路面状況に翻弄され、ゾーンに合わせきることができず0点と点数がつかない結果に。
#771箕輪大也選手は85点(ライン29点、アングル26点、スタイル30点)を獲得して予選1でトップ。
#774松山北斗選手は立ち上がりでアングルを維持することができず。1本目は66点(ライン23点、アングル19点、スタイル24点)と厳しい結果に。
続いて行われた予選2は雨が止みほぼドライ路面で進行。
#77草場佑介選手は予選1の結果を受け、予選通過に自信を持ったため思い切った走行をするもオーバーラン気味になり63点(ライン19点、アングル22点、スタイル22点)と得点を伸ばすことが出来ず。結果、予選1がベストとなり予選17位。
#770金田義健選手はしっかりとゾーンに合わせた走行で78点(ライン26点、アングル24点、スタイル28点)を獲得し、予選1での失敗を感じさせない見事な走りを披露して予選14位。
予選1トップであった#771箕輪大也選手はより攻めた走りで予選2に挑み、88点(ライン29点、アングル29点、スタイル30点)で点数を伸ばして見事予選1位を獲得しました。
#774松山北斗選手は立ち上がりのゾーン4に寄せきることができず67点(ライン23点、アングル22点、スタイル22点)。1本目は67点(ライン23点、アングル22点、スタイル22点)という結果で予選34位となり、残念ながら予選通過とはなりませんでした。
10日はTOP32決勝トーナメントが9時30分にスタート。天候は曇りでドライコンディションでのトーナメントとなりました。
#771箕輪選手は1組目#620平岡英郎選手と対決。1本目、2本目ともに圧倒的な走りを見せ、3名の審査員全員が箕輪選手に投票しTOP16へ進出を果たしました。
#77草場選手は#58久保和寛選手と対戦。1本目、2本目共に拮抗した戦いとなり、再度走行を実施し勝敗を決めるワンモアタイムに。チェイスとなったワンモアタイム1本目、草場選手はヘアピンの立ち上がりでグッと距離を近づけた。リードとなった2本目も安定した走りでTOP16へと進出を果たしました。
#770金田選手は14組目に#530益山航選手と対決。金田選手がリードでスタートした1本目、金田選手は安定した走りを披露しました。チェイスとなった2本目では、アウトクリップを外し、ヘアピンでアンダー気味になるミスをしてしまい残念ながらTOP16への進出は叶いませんでした。
TOP16は1組目からチェイス#77草場選手とリード#771箕輪選手のCUSCO Racing対決。1本目は両者譲らずといった形で位置を入れ替えて2本目に突入。ヘアピンで箕輪選手が僅かに流されインクリップを外してしまい、草場選手がTOP8へと進出を果たしました。
TOP8に進出した#77草場選手の次なる相手は#36高橋和己選手。チェイスとなった1本目はゾーン1の進入手前で、リードの高橋選手が他の選手とは違うライン取りで進入したのに対処しきれず、わずかに接触その後は近い距離をキープして、ヘアピンの進入でさらに距離を縮める。リードとなった2本目は両者ともに互角の争いを見せました。1本目の走行が勝敗を分ける形となり、TOP4へと進出することは叶いませんでした。
応援いただきました皆様ありがとうございました!!
次戦Rd.4 スポーツランドSUGOは7月22-23日に開催されます。引き続き応援よろしくお願いします!
<ドライバーコメント>
<#77 Team Cusco Racing GR86 草場佑介選手>
予選17位、総合8位
TOP32の久保選手は昔から知った仲なので、やりやすかったです。チームメイトの箕輪選手と戦ったTOP16ですが、箕輪選手とは普段シミュレーターで一緒に走っているので、ある意味「いつも通り」な感じで走れましたね。珍しく箕輪選手がミスをして勝つことが出来ました。TOP8では高橋選手と接触してしまったのですが、高橋選手が100Rで他の選手とは異なるライン取りをしていたのは前から分かり切っていたので、対応しきれなかった自分のミスです。でも今回は全体的にいいイメージを持てるラウンドだったので、次ラウンドではこのいいイメージで予選からトップを目指したいと思います。
<#770 Cusco Racing GR86 金田義健選手>
予選14位、総合20位
TOP32でのチェイスとなった2本目は完全に自分のミスでしたね。正直1本目のリードがよかっただけに、ショックです。近い位置取りで付いていこうと思っていたのですが、タイヤスモークに入ってしまって見えなくなってしまい、上手く走れませんでした。でも予選での単独走行に関しては自信を付けることが出来たラウンドだったので、次ラウンドは確実に予選を突破して、TOP32のチェイスではあまり色気を出さないようにしていきたいと思います。
<#771 Cusco Racing GR YARIS 箕輪大也選手>
予選1位、総合9位
TOP32は特に大きな問題なく走り終えることが出来ました。TOP16でチームメイトの草場選手と対決したのですが、1本目のリードは自身の中でもいい出来だったと思いますし、草場選手も見事なチェイスをしてくれて、いい勝負になったと思います。自身がチェイスとなった2本目でミスをしてしまいましたね。次戦に向けてセッティングの方向性や上位陣の選手の走りを見てシミュレーションしていきたいと思います。またチームの単走連勝記録は続いてきているので、この記録を伸ばしたいです。
<#774 Cusco Racing A90SUPRA 松山北斗選手>
予選34位
富士スピードウェイは地元ですし、昨年も単走優勝、決勝でも準優勝していました。練習日から調子が良かったので調子よくいければ単走で優勝できると思ったのですが、上手くいきませんでしたね。予選を通過できなかったのが初めてなのでショックですが、しっかりと気持ちを切り替えて次ラウンドのSUGOに臨みたいと思います。SUGOは昨年優勝しているので楽しみな部分もあるので、応援よろしくお願いします。
|2023 FORMULA DRIFT JAPAN Rd.3 富士SW・CUSCOレポート| |