ドリフト
2025.09.08
松山北斗ハッピーセットスープラが単走優勝!
チーム全員が予選を突破!松山北斗&草場佑介がGREAT8進出
前日に各地で大雨をもたらした台風15号も過ぎ去り快晴で迎えた9月6日、FORMULA DRIFT JAPAN 2025 第5戦が滋賀県のグランスノー奥伊吹にて開催された。全6戦の2025年シーズンも残り2戦と大詰めを迎え、各選手とも目標がより具体的になり、ランキング上位を目指してRd.5に臨んだ。
クスコレーシングの布陣はレギュラードライバーの4名に変わりはなし。第4戦を終えた時点のシリーズランキングは箕輪大也選手×GRカローラが2位、草場佑介選手×GR86が7位、松山北斗選手×GRスープラが10位と十分にシリーズチャンピオンを狙える位置につける。金田義健選手×GRヤリスは34位と少し水を空けられてはいるが中団グループはポイントが僅差であり、ツボにはまるとトップ争いを演じる実力派の金田選手だけに、混戦を抜け出してランキング上位に駆け上がるチャンスは十分にある。
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写真左から
箕輪 大也(みのわ ひろや)選手
金田 義健(かねだ よしたつ)選手
草場 佑介(くさば ゆうすけ)選手
松山 北斗(まつやま ほくと)選手
9/6(土)単走予選
<予選1>
午前中の練習走行も順調にこなし路面のコンディションも良好。12時30分からの予選も快晴の完全ドライでスタートした。まだまだ真夏同様の直射日光は厳しく気温34℃を超えるが、湿度は35%で若干の風もあり、この季節としては日陰は涼しい状況。とはいえコクピットの中が灼熱なのは変わらないようだ。
チーム内1番手走者の金田選手は高いスピードを維持したまま上手くまとめ上げ上々のスコア71点を叩き出す。松山選手、草場選手もハイスピードと壁ギリギリを攻めるライントレースを両立してまずまずのポイントを獲得。しかし、草場選手は脱輪が厳しくジャッジされる今年の審査トレンドにあわせラインを綺麗にまとめた分、ゾーン4でアングルが足りず、悔しさの残るトライでもあった。箕輪選手は1〜4ゾーンすべてで壁ギリギリを通すきれいなラインどりと深いアングルを維持してフィニッシュ。5番手となる81点を叩き出した。
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#770金田義健選手
71点(ライン25点 アングル23点 スタイル23点)
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#774 松山北斗選手
73点(ライン26点 アングル23点 スタイル24点)
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#77 草場佑介選手
76点(ライン28点 アングル22点 スタイル26点)
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#771 箕輪大也選手
81点(ライン31点 アングル24点 スタイル26点)
<予選2>
予選2本目は1本目のタイムを上回るために攻め過ぎ、コースアウトするマシンが続出する、よりアツい展開に。その影響を被った金田選手と松山選手はマシンの回収とコース清掃の間、暑い車中で待機する時間が長く過酷な状況でのアタックとなった。
待機時間が長いと余計な思考が走りの邪魔になることもあると語る金田選手だったが、1本目の反省点を修正しようとした走りが逆に進入を甘くしてしまったと、メンタル維持の難しさを垣間見せる結果に苦笑い。続く松山選手は第1コーナーの進入から真横を向くような驚愕のアングルとハイスピードを維持し続けてフィニッシュ。この日トップのスコアとなる90点を叩き出したスープラがピットに戻ると、賞賛の拍手が起こるほどだった。
そんな順調に思えたクスコレーシングに波乱が訪れる。スタート前のウォームアップ中に草場選手のGR86に足回りのトラブルが発生。出走できず急遽ローダーでピットへ戻ることとなってしまう。しかし1本目のタイムにより、予選は15位で通過。チーム最終の走行となった箕輪選手の2本目は1ゾーンのラインどりで失敗したと反省しきりだったが、無難にまとめ8位で予選を通過。クスコレーシングの4選手はすべて決勝トーナメントに進むこととなった。
#770 金田義健選手
67点(ライン24点 アングル20点 スタイル23点)
#774 松山北斗選手
90点(ライン31点 アングル31点 スタイル28点)
#77 草場佑介選手
出走できず
#771 箕輪大也選手
76点(ライン25点 アングル27点 スタイル24点)
<予選ドライバーコメント>
<#774 GR SUPRA 松山北斗>予選1位
1本目はポイントを稼いで予選を通過することを優先してミスのない走りに徹しました。狙い通り得点は出ましたが、抑え気味に走った分1コーナーの進入で迫力に欠けてしまったのが反省点です。調子の良かった一昨年の走りを動画で見直して臨んだ2本目ですが、自分でも"止まらない"と思うほどのスピードで進入してしまったのですが、そこからさらにアクセルを踏み込むことで良い結果に持ち込むことができました。明日は一か八かの走りではなく、今日の走りを冷静に分析して、勝ち上がれるようにしたいと思います。
<#771 GR corolla 箕輪大也>予選8位
1本目は点数を入れるよう普通に走りましたが、進入角度などいくつか修正点があったので、そこをイメージトレーニング修正しつつ2本目に臨みました。結果としてゾーン1で脱輪のミスをしてしまったのですが、クルマのフィーリングは凄く良いですし、走りもめちゃめちゃ乗れているので、このまま明日もイケると思います。クルマにまったくトラブルもありませんし、昨年走ったデータもありますので、上位を目指します。
<#77 GR86 草場佑介>予選15位
今回のテーマは"コース内をしっかり走る"というものでした。昨年まではアグレッシブな走りであれば少々脱輪しても得点が伸びたのですが、今年はしっかり減点されてしまいます。1本目はコースの中にどう収めるかにフォーカスして走り、狙い通りの走りが80〜90%でできたので、明日につながる走りができたと思います。ただラインを意識し過ぎると思い切り振り出せなかったりアグレッシブさが出なくなるので、2本目はそこを修正しようと思ったのですが......。2本目のコメントはなしですっ!
<#770 GR Yaris 金田義健>予選24位
電気系のトラブルもありましたが、メカニックのおかげで無事走ることができました。1本目は自分の思った通りに走れましたが、後半のゾーン3でのミスがゾーン4に影響して、思いの外得点が伸びませんでした。2本目はそこを修正しようと考え過ぎて逆に進入でミスをしてしまいました(笑)。明日はトータルでまとめることを意識して頑張ります!
9/7(日)追走トーナメント
前日6日に行なわれた予選では松山選手が90点という高得点で予選1位に輝いた傍ら、金田選手の電気系トラブルや、草場選手の足回りトラブルといったアクシデントもありドラマチックな1日となった。しかしそんな難局をクリアし、クスコレーシングのドライバー4名がすべて予選を勝ち抜きTOP32へと駒を進めた。![]()
<TOP32>
午前9時、前日の酷暑とは打って変わって薄薄曇りの空は気温の上昇もおだやかで、気温27℃とアタックを行なう環境としては良好な天気で決勝トーナメントTOP32が始まった。
クスコレーシングとしてトップに出走したのは予選1位の松山選手。予選32位の冨手和行選手との対戦で、ラン1の先行はミスのない走りでフィニッシュ。練習で追走の本数が走れず完璧なイメージがなかったというが、ラン2の追走も相手の間合いを把握して、自分のリズムで走ることに徹し、3-0のジャッジで順当に勝ち上がった。![]()
続く2番手は箕輪選手。予選25位の中村マイキ選手との対戦。朝の追走練習走行で感じたギヤ比の違和感をアジャストするため、車速が伸びる方向へファイナルギヤを変更してスタートラインへ。ラン1の先行はミスのない迫力のある走行で終えたが、追走のラン2でアクシデントが発生。ゾーン3で失速した中村選手のクラウンの右側面に接触してしまう。接触の原因となったのはどちらのドライビングか?長い時間審議された結果、後追いとしての精度を求められ箕輪選手は無念の敗退となる。![]()
金田選手はケングシ選手との対戦。ケングシ選手の深い角度とスピードに合わせるためのブレーキングでわずかに姿勢を乱し、悔やまれるアタックとなった。先行となるラン2では、自身「この大会で一番の良い走り」と評するように、迫力満点の走りを披露したが残念ながら敗退となった。![]()
草場選手は予選18位の朱元路選手との対戦。自分の思った走りができたと評する走りはジャッジからも高評価。とはいえ、"飛び出さないように"と気を遣っての走りはまだ改善の余地があるとも。ラン2ではミスもあったが、ジャッジは3-0で草場選手に軍配を上げた。
以上各ドライバー渾身のアタックを繰り広げ、TOP16には松山選手と草場選手が勝ち上がった。
<TOP16>
午後1時のトーナメント開始時には前日同様の真夏のような日差しと共に気温がぐんぐんと上昇し、34℃に達するほどとなった。さらに、より上位を目指す各選手の走りもアツくなり、ウォールへの接触やコースアウトが続出する荒れた展開となっていった。
松山選手は山下広一選手との対戦。松山選手先行で山下選手がゾーン3でリヤをウォールにヒット。追走となるラン2は"1本目のミスを気負わずしっかり攻めれば勝てる"と冷静な分析の通り、3-0の判定でGREAT8進出を決めた。
草場選手と山中真生選手との対戦は、今大会を通して一番とも思える僅差の戦いとなった。スピード重視の草場選手に対しアングル重視の山中選手と、タイプの異なるドライバーの対決は互いのストロングポイントの応酬となり、ジャッジに長い時間が掛けられた。結果はワンモアタイムが一票、他2名のジャッジが草場選手を支持。その瞬間クスコレーシングのピットでは拍手が沸き起こり、ピットに戻った草場選手の表情には会心の笑顔がこぼれた。
<GREAT8>
松山選手の対戦相手は金田選手を破って勝ち上がったケングシ選手。ラン1ラン2とも、お互いの意地がぶつかり合い、接触寸前といったビタビタの距離感でアタックを終える。ケングシ選手にも小さなミスはあったが、松山選手の脱輪による減点が響き、0-3で松山選手の第5戦は終了した。
草場選手が"後追いの天才"と評する小橋正典選手との対戦は、山中選手同様、アングル重視の小橋選手にもスピード重視の戦法を貫いたが、追走のゾーン3で追いつき過ぎによるギクシャク感やアングルの不足が勝負を分けたと自己分析。わずかな差ではあったが0-3のジャッジでFINAL4への進出は叶わなかった。
<決勝ドライバーコメント>
<#774 GR SUPRA 松山北斗>
予選:1位 決勝:5位
今回クルマにNOSをつけるなど戦闘力を上げて頂き、その効果もしっかりと確認できました。GREAT8で負けはしましたが、優勝も目指せた戦いだったと思います。流れも良かったのでそれを最終戦にも活かして表彰台に上がりたいと思います。
<#77 GR86 草場佑介>
予選:15位 決勝:7位
今大会はスピード重視という自分の走りのスタイルを貫きましたが、次につながる戦いができたと思います。次戦の岡山は好きなコースでもありますし、ポテンザタイヤとの相性も抜群に良いので、そのアドバンテージを活かす走りを早めに見つけて絶対に優勝したいと思います!
<#771 GR COROLLA 箕輪大也>
予選:8位 決勝:19位
クルマも自分自身も絶好調だったので、チャンピオンを狙っていたのですが、今回の結果でそれは難しくなってしまいました。なので最終戦は思い切り暴れて(笑)、自分のパフォーマンスを見せて少しでも上位を目指します!ありがとうございました!
<#770 GR Yaris 金田義健>
予選:24位 決勝:27位
前後とも大幅な仕様変更を行なって変化したヤリスの特性を掴みきれずに残念な結果となってしまいましたが、今大会でおおよそ把握できました。フロントミッドシップのような走りをするこの特性を活かして、最終戦は攻めていきたいと思います。
応援いただきました皆様ありがとうございました。次戦はいよいよ最終戦の岡山ラウンドです。引き続き応援よろしくお願いします!
| |2025 FORMULA DRIFT JAPAN Rd.5 奥伊吹 参戦レポート| |

























































































