スーパーGTレースレポート
2007.12.31

●SUPER GT 第8戦 予選(オートポリス)
・体制を強化して臨んだ終盤戦、思わぬハプニング 走り始めとなった金曜日は、快晴に恵まれた。いつものように山野哲也選手と青木孝行選手がドライブして午前中のセッションから着実に周回を重ねていった。午後のセッション、序盤はピット内に籠もり続けることになったが、これはインターバルからのメンテナンス作業が続いていたからで今回はトラブルフリー。金曜日のタイムは、1分53秒442でトップから2.8秒遅れの17番手。これだけ見ていると、苦戦しているようにも見受けられたが、実はマシンは着実に進化。これまで酷いアンダーステアに悩まされていたのが嘘のように「よく曲がるマシンになった」とドライバー2人。どうやら、このタイムは本番を想定した決勝セットだったようで、土曜日の公式予選では一気にタイムアップを果たすことになった。
1回目の予選セッションを終えてマシンは回収されてきたが、フロント部分のダメージは予想していた以上に酷かった。それは、ここオートポリスが予想以上のハイスピードコースだったことと同時に、結果的にインプレッサがスピードアップしていたことをも証明することになった。スタッフは総出で、午後のセッションに向けてマシンの修復作業に取り掛かる。フロントのバンパーカウルと、それに包まれたラジエター&インタークーラーの熱交換機系までダメージは及んでおり、マシンの修復には手間取ってしまう。
そして午後のセッションが始まり、青木選手もコクピットに乗り込んで作業完了を待つことになった。残り7分となったところで何とかピットアウト。だが、補修したカウルの強度不足か、右にステアリングを切るとタイヤと干渉して白煙を上げてしまう。結局、青木選手は2周しか走れず、満足行くアタックは出来ないままチェッカー。予選通過基準タイムをクリアーできず、出走嘆願書を提出したものの決勝レースに出走できるかは、日曜朝のフリー走行の状況次第となった。
●ドライバーズボイス:山野哲也選手 |
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|Rd.8/予選 Round 8 オートポリス| |