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クスコ・ワールドラリーチーム

 

炭山 / 加勢組 WRX-STI が総合2位、

アジアカップ奪還に向け好発進!

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2014年FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)第4戦「マレーシアンラリー」(グラベル)が8月15-17日、マレーシアのジョホールバルを拠点に開催された。
APRC後半戦となるこのマレーシア戦からは、北海道、中国、タイと続く4戦で争われるサブタイトルのアジアカップも開幕する。


シンガポールの国境に近いジョホールバルを拠点とするこのラリーは、プランテーションを編み目のように縫う作業路を多彩につないでステージとするため、ジャンクションが多くオーバーシュートしやすい難しいイベント。熱帯気候のために、突如スコールが降り出すと路面はとたんにスリッパリーになるが、ドライでも気温と湿度が高く、ドライバーにもマシンにとっても過酷なコンディションのラリーだ。


クスコレーシングは、このラリーに2010年、2012年にアジアカップを獲得した、炭山裕矢(すみやま ゆうや) / 加勢直毅(かせ なおき) 組をエントリー。車両は昨年同様スバルWRX-STIでアジアカップ奪還に挑む。また、カスタマーサポートのマイケル・ヤング選手(ニュージーランド)のプロトンサトリアネオ、サンジェイ・タクル選手(インド)のスバルWRX-STIの2台がクスコレーシングから出走した。

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炭山選手(左)、加勢選手(右) スバルWRX-STI
 

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マイケル・ヤング選手 プロトン サトリアネオ(左)、サンジェイ・タクル選手スバルWRX-STI(右)

 


ラリーは、8月15日にジョホールバルの市街地でセレモニアルスタートを行った後、サービスパークに隣接する2.50kmのスーパーSS1本を走行。本格的な競技は翌16日から始まり、この日はイベント最長の26kmのステージを含む、17km、22kmの3SSを2回ループした後、スーパーSSで締めくくる。レグ2は12km、12㎞、14kmの3SSを2回ループしセレモニアルフィニッシュを迎える。計14SSの総走行距離は217kmだった。


今季のAPRCには昨年のヨーロッパラリー選手権チャンピオン、ヤン・コペッキー選手がシュコダ・ファビアS2000で参戦し、チームメイトのAPRCディフェンディングチャンピオン、ガウラブ・ギル選手とこれまでの3戦で優勝を分け合っている。そのギル選手はアジアカップにノミネートしており、炭山にとって直接的なライバルに当たる。ギル選手のS2000マシンに対して炭山のグループNマシンは改造範囲がせまく性能的な不利は否めない。中国の徐俊選手もファビアS2000でエントリー、この他オーストラリアのマーク・ペダー選手のランサーEvo.Xなどの同クラスのライバルも多い中、常にトップ3のポジションをキープすることが炭山/加勢組のこのラリーのターゲットとなった。


金曜日の夜、メイン場でのセレモニアルスタートの後、SS1となるスーパーSSでラリーが開始。日中の豪雨でスノーラリーなみにスリッパリーなコンディションになったステージで炭山は全日本ダートトライアルチャンピオンの実力を発揮、4位以下を20秒以上引き離す3番手タイムをマークし幸先の良いスタートを切った。本格的な競技開始となった土曜日は、前日の雨の影響がステージ各所に残り、一瞬の油断がコースオフにつながる状況となったが、炭山はこれまでのマレーシア戦の経験を生かし抑えるポイント、攻めるポイントをしっかり使い分けるクレバーな走りでコンスタントに3番手タイムをマーク。ヤン・コペッキー選手がサスペンションを破損しリタイヤしたこともあり、LEG1をギル選手に続く2位で折り返した。

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日曜日のLEG2、ここまで全くのノートラブルだった炭山/加勢組だったが、この日のオープニングステージのフィニッシュ手前1.5kmでパワーステアリングが効かなくなるトラブルが発生。次のステージ前に自力で修復し事なきを得たかと思われたが、午前のループ最後のステージで再びパワーステアリングが効かなくなり、その状態で10km以上を走行。大きくタイムロスするも、LEG1で稼いだ1分40秒以上のマージンが功を奏し2位のポジションをキープ。サービスで完全に修理を終えると午後のループは確実に走り切り、昨年リタイヤの雪辱を晴らす総合2位でフィニッシュした。優勝はガウラブ・ギル選手、3位にはマーク・ペダー選手が入った。

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炭山選手コメント
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「昨年のこのラリーは悔しいリタイヤだっただけに、今年は絶対完走!かつポデュウムフィニッシュを目指しました。LEG2のパワーステアリングトラブルがあった時は、ホントに腕がとれそうな位つらかったですが、初日のマージンが効きましたね。こういったラリー展開や、ステージの路面の色の違いによる滑り具合の見極めなど、これまでのマレーシアの経験を最大限に生かせたラリーだったと思います。さらにアジアカップのタイトルホルダーとして同クラスのペダー選手や、徐選手に負けられない思いもありました。優勝はできなかったですが、できる限りのリザルトを残せたと思います。次回のラリー北海道は攻めの走りでギル選手に勝負を挑んでいくつもりです!応援いただきました皆さん、ありがとうございました、次回もよろしくお願いします!」

 

 


スバルWRX-STIのサンジェイ選手は、LEG1でコーナーイン側の石に乗ってしまいマシンが横転。幸いリタイヤは免れサービス戻ると、クスコレーシングメカニックスタッフの手により可能な限りの修復がなされその後はノートラブルで走行。総合7位、APRC登録枠では4位でフィニッシュした。

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昨年このラリーでAPRC登録枠優勝のマイケル・ヤング選手は、クレバーな走りとプロトンサトリアネオの堅牢性を武器に終始ノートラブルでフィニッシュ。2WDカップで優勝、27歳以下のドライバーで争われるジュニアカップでも優勝し、2年連続ジュニアカップチャンピオンに輝いた。またAPRCのシリーズランキングでも4位につけている。

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次戦APRC第5戦(アジアカップ第2戦)Rally Hokkadioは9月26-28日、北海道帯広市を起点に開催される。

 
 
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クスコレーシングは国内ラリーだけではなく、海外ラリーにもCUSCO競技用サスペンションComp-X(コンプ エックス)を投入。

 

マレーシアの高温・多湿な悪条件の中、ハイスピードからツイスティな連続コーナーでのコントロール性、着地の際マシンに大きなダメージを与えるジャンプでのショック吸収性、ラフな路面での走破性、そしてトータルステージ距離200kmオーバーのステージを走り切る耐久性を備えた、キャロッセモータースポーツの粋を集めたショックアブソーバーです。

 

キャロッセ自社開発のパーツは、このような過酷なモータースポーツの現場で常に鍛えられています。

 

All Photoby Mitsuru Kotake

 

 




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APRC Rd.4 マレーシアンラリーレポート
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