クスコ・全日本ラリー
2013.07.29
キャロッセの地元イベント、JRCモントレーで
トヨタ86の三好がクラス2位フィニッシュ!
2013年全日本ラリー選手権(JRC)第5戦「モントレー2013in群馬」(ターマック)が7月27-28日、群馬県渋川市を拠点に開催された。
昨年から全日本に復活したモントレーは、関東における名門ラリーとして位置づけられてきた伝統のあるイベント。復活してからは舗装ラリーに生まれ変わり、伊香保温泉街にほど近い渋川市総合運動公園に設置されるサービスパークには、ラリーパークを併設。飲食やモータースポーツ関連の出店が立ち並ぶほか、ギャラリーステージが隣接されるなど、一日中ラリー観戦を満喫できる環境は、首都圏から交通至便な立地と、夏休みの週末という会期に後押しを受けて大勢の観客でにぎわった。一方、競技は昨年通りモントレーの由来である上毛三山のうち赤城山と榛名山の林道に加え、今年は水上地区の群馬サイクルスポーツセンター内に観戦ステージが復活。これにラリーパーク隣接のショートステージを加えた構成となった。
ラリーはデイ1にショートSSの2本を含む10SSが設定されたが、SS6の中盤ころから降り始めた雨が豪雨となり、落雷の危険性が高まったため、SS10はキャンセルとなった。デイ2は水上のショートSSを2回連続で走行した後、林道、ショートSS、林道の3本を走行する5SSを走行。計15SSの総走行距離は78.787kmだった。
キャロッセにとって地元イベントともいえるこのモントレーに、クスコレーシングからは、柳澤宏至 / 中原祥雅組(JN4クラス)、三好秀昌 / 保井隆宏組(JN3クラス)が、それぞれスバルWRX-STI、トヨタ86でエントリー。選手権争いでは、ここまでに1勝をマークし僅差の3位につけている柳澤は、ここのところ速さが向上している舗装路面での地元イベントということもあり、気合いの入る一戦。一方、今季は86 勢の活躍が目覚ましいJN3クラス。三好は舗装戦での勝利も挙げたいところだ。
ラリーエリアはスタート前日の夕方に豪雨に見舞われていた。ラリースタート時は日差しも見られたが、路面にはまだ水が残っている可能性もあるほか、午後には再び豪雨が予報されており、タイヤ選択など悩ましいコンディションとなっていた。しかし、難しいコンディションにも巧みに反応する柳澤は、足回りを見直したセッティングもうまくマッチし、開幕の6.6kmステージでは、ターマックスペシャリストの異名を取るチャンピオン、勝田範彦選手を抑えてのセカンドベストをマーク。その後、調子を上げてきた勝田選手に2位は明け渡すものの、これまでの舗装戦とは見違えるように僅差で食らいついていく。しかし15時過ぎにラリーパーク隣接の観戦ステージが始まると、空には暗い雲が広がり、このSS、JN3クラスが走行する頃には突然強い雨が降り出してくる。アイテナリーはこの後、赤城の林道ステージが控えていたが、このステージの頃には、路面が川のようになるほどの豪雨に。SS8では前もほとんど見えないほど視界が悪化し、柳澤 / 中原組はストップコントロールを通過してしまい規定により失格となってしまった。
一方のJN-3クラスは、4台のトヨタ86に加え、スバルBRZが全日本ラリーデビュー。舗装戦ということもあり、FR勢の活躍に注目が集まった。そしてその期待通りに86とBRZがトップバトルを展開した。その中で三好は、横尾芳則選手(86)、鎌田卓麻選手(BRZ)と三つ巴の首位争い。イベント最長、11.17kmのSS2でセカンドベストをマークした三好は、ここで3位に浮上。さらに下りのSS4(7.182km)では、ベストタイムを叩き出した。このステージでは、逆方向に走るSS6でもベストをマーク。選手権リーダーである首位横尾選手との差を12秒以下に抑えての3位を維持していく。しかし、豪雨の中での走行となったSS8は、スタート順によって明暗が分かれ、ペースダウンを余儀なくされた三好はここだけで約20秒をロス。この豪雨で鎌田選手のタイムも伸び悩んだため、クラス順位は2位に上げるものの、さらに続くSS9終了時にはトップとの差が40秒となり、優勝争いは難しくなってしまった。
デイ2は2位を巡って鎌田選手との一騎打ちに臨む。この日最初のSS11のショートステージでは、鎌田選手と同一のベストタイム。同じステージの再走、続く林道では鎌田選手から渾身の追い上げに遭うものの、ラリーパーク隣接ステージ最後の走行では、鎌田が観戦ポイントでハーフスピンを喫しタイムロス。一方で激戦の中で冷静を保った三好は、今回2度のベストタイムを奪取した林道での最終SSも、マージンを考慮し差を見極めながら落ち着いた走りでクリア。最後はベテランらしい戦い方を見せ2位をキープしフィニッシュ。デイ1、デイ2単独のリザルトでもそれぞれ2 位、3位とボーナスポイントも獲得した。
JRCの次戦、第6戦 「第49回大阪電通大チャリティラリー 丹後半島ラリー2013」(舗装)は、
8月23-25日、京都府京丹後市で開催される。
http://www.montre.jp/result/2013/index.html
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