2008.09.17
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| 2008スーパーGT 第7戦 MOTEGI GT 300km RACE (Twin Ring Motegi 4.8013km) 9月14日 決勝 天候=晴れ/ドライ 気温=31℃→27℃ 路面温度=44℃→36℃ 観衆=3万9000人(主催者発表) |
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| ●思わぬトラブルに足をすくわれながらも14位完走 ウェイトハンディと“上手く付き合う術”も、見えてきた! 日曜は雨にとの天気予報は外れて、決勝日は好天で明けた。今回の決勝レースだけでなく、次回、オートポリスでのラウンドも見据えて、フリー走行のメニューを順調に消化していった。 |
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| コクピットで出撃準備中の山野選手。 | フリー走行中のピットインシミュレーション。 | コクピットで待機中の佐々木選手。 |
| いつものようにサポートレースが終わると、いよいよ決勝レースのスタート進行が始まる。今回は佐々木選手がスタートと前半のスティントを受け持ち、交代した山野選手が後半のスティントを担当する作戦となった。1周のローリングラップを回った後に正規のスタートが切られると、佐々木選手は直後にいたボクスターに先行を許したものの、まずは順調な滑り出しでオープニングラップを終えた。3周目の4コーナーでは3位のヴィーマックが単独スピン。直後につけていたボクスターもこれを避けようとしてペースが鈍ったようだが、佐々木選手はこれを上手くすり抜けて、一気に3番手に進出する。だが、トップ2のペースは明らかにインプレッサよりも速かった。それに一度はパスしたものの、後方から追い上げてくるボクスターや、更にその後方から近づいてくるムルシエラゴも好いペースで迫ってくる。 |
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| ピットウォークでファンサービス中の山野選手。 | その頃、サーキットレディは・・・ | ストレート上でファンサービスの真っ最中。 |
![]() グリッドについたマシンには熱線避けのシートが被せられる。 |
何とかポジションをキープしていた佐々木選手だが、14周目にボクスターに抜き返されると、16周目にはムルシエラゴにもパスされてしまう。実はこの頃から、クールスーツが不調になり、ドリンクも飲めなくなっていたのだ。さらに電気系の不調は燃料ポンプにも及んでくる。燃料が少なくなってくると、ガス欠のような症状を引き起こしてしまうのだ。クールスーツが不調でドリンクも飲めない。そんな厳しい環境の中、暑さと戦いながらペースを維持してきた佐々木選手だったが、このガス欠症状が出てしまうと成す術はない。 結局、佐々木選手は予定していたよりも少し早く、30周を走り終えたところコントロールラインの手前だから結果上は29周終了時点でピットに向かった。 ピットではガソリン補給とタイヤ交換はスムーズに終了したが、ドライバー交代の作業にミスを発生させた。さらに電気系トラブルの修復を試みたため、停車から再スタートまで61秒をついやしてしまった。交代した山野選手は、ピットアウトしてすぐに、クールスーツもドリンクも修復出来ない事を悟る。それでも困難な条件化、コンスタントに58秒台、時には57秒台のラップタイムをマーク。山野選手は渾身のドライブを続けた。ペースの伸びないマシンをコース上で抜き去って、一つ、また一つ、着実にポジションを上げていった。42周目には7位までポジションアップすると、そのまま終盤に突入した。 残り10周を切った辺りから、佐々木選手の時と同じ症状が表れてきた。残り6周で山野選手は堪らずピットインし、ガソリン補給をすると、そのままレースに復帰していった。このピットインで山野選手は14位まで後退したが、その後は、何とかペースとポジションをキープしたまま周回を続け、そしてチェッカー。山野選手は、軽い脱水状態で、レース後にはメディカルセンターに直行したほどだったが、それでも力強くチェッカーを受け、トップから1周遅れで完走。チームに2ポイントをもたらすことになった。僅か2ポイントだが、これはマシンのトラブルを跳ね返して、暑さと戦いながら2人のドライバーが勝ち取ったもの。さらにマシンセットでも大きな手ごたえを得たチームは、更にモチベーションを高めつつ、シリーズ第8戦のオートポリス戦に、照準を合わせることになった。 |
![]() 4番手(総合20位)グリッド上のインプレッサ。後方のシグナルタワーに注目。 |
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●スタッフボイス:大溝敏夫監督 「クールスーツやドリンクのシステムが不調で、脱水状態になりながらも最後まで頑張ってくれた2人のドライバーには、本当に頭が下がります。キャロッセの社員もマシンを時間の無い中、いい状態に仕上げてくれました。皆の努力が実を結ぶ為にも、チームが一丸となって、更に強くなるしか有りません。オートポリスいい報告ができるよう頑張ります」 ●ドライバーズボイス:山野哲也選手 「クルマは(特別性能調整で)重くなって以降では一番いい状態だった。予選では思ったよりもいいポジションにつけたけど、決勝でも、思っていたより好いペースで走れた。それだけに(電気系の)トラブルが残念。それに最後は他のトラブルが発生したため、少しだけペースを下げた。クールスーツの件は、孝太から無線で聞いていたけど、ドリンクは(ストローを)吸えば飲めるんじゃないか、と楽観していたけど、全く飲めず、本当に辛かったよ」 ●ドライバーズボイス:佐々木孝太選手 「クールスーツやドリンクのことは大変だったけど、ウェイトハンディが厳しい中で、好いレースができたんじゃないかな。クルマのバランスも悪くなかったし、ハードタイヤを選んだのが大正解だったね。決勝ではライバルも、苦しい状況だったようで、トラブルが出ないようにすれば、オートポリスでは好いところ(決勝結果)に行けるんじゃないかな」 |
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