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クスコ・全日本ラリーレースレポート

 皆さんこんにちは。 キャロッセの炭山です。
 今回は7月6~8日に、北海道の帯広で行われた「Rally Hokkaido」の模様をお伝えします。

 2週間前の「ひむかラリー」で最後車両に多少??ダメージを負わせた為、急ピッチ(1週間)で直して準備を行って頂いた。
 さて今回の舞台、帯広はもうすっかりラリーが定着した感のある地ですね!WRCの「Rally Japan」、そして今回のAPRC選手権(通称アジパシ)と全日本戦が併催の「Rally Hokkaido」と国内屈指のラリーイベントが2つも開催されているので、もうギャラリーや地元の方にとっても馴染み深いイベントになっていますね!

 またイベント中の走行距離も長く、全日本戦では異例の総走行距離、約1000km・SS(スペシャルステージ)も230kmと通常の全日本戦の約3倍の距離を走るので、車両の耐久性が重要で、ドライバーとしては、集中力(モチベーション維持)の勝負になってくる。
 また今回は1年ぶりに先輩の柳さんと同じ場所を走るので、チームも国内・海外が一緒になって、いつもの全日本戦とは違う特別な雰囲気のイベントとして挑み、スピードで勝負して「是非優勝!」と意気込んで行きました。

 4日に北海道入りをして、翌日のレッキ準備と軽くチーム打ち合わせを行い、翌日に備え早めの就寝をした。

 レッキ1日目、早朝5:30にホテルを出発して見慣れた帯広郊外の景色を見ながら「あ~北海道の風は気持いい~」なんて感じながら、林道に向かった。1日目は6ヶ所を2回ずつ確認して18:00にサービスパークに戻った。今回はレッキも当然長いので今回はメカニックの熊崎・山田がレッキサービスを行ってくれて、給油・食事・車両メンテナンスを行ってくれた。本番を迎えるに当たってレッキはとても重要だから、安心して消化することが出来た。
 2日目のレッキも早朝から行ったが、2本のSSを見るだけだったので9:00にはサービスパークに戻り、ペースノートの整理(Co.Drの松井さんがね…)・車検の準備・車内装備品の確認等を行った。
準備も順調に進み、車検・車両メンテも予定通り終わり、夕方から開会式・セレモニアルスタートが、帯広競馬場で行われ例年以上のギャラリーが来場し、華やかにスタートを切った。

 そしてLEG1、SS1<2.73km>お馴染みのギャラリーステージ!当然プッシュ!しかし気合が空回りしてシフトミスを2回と、ちょっとラインが乱れてしまいヌタさん(奴田原選手)に0.1秒差の2位。タイムも悪くない。続くSS2<23.26km>ココから本格的な林道ステージ。前半滑る感じでオーバーアクションになってしまったが、なんとベストタイム!ヌタさんに3秒差で首位に!!ん~ビックリだけど嬉しい。。SS3<21.56km>全体的にハイスピードコース。ここはちょっと冷静に走って行って流れを見ようと走ってヌタさんに3.6秒差の2位で再逆転され、「やっぱり甘くないなぁ~」と実感・・。SS4<10.74km>今回のNewステージ、中盤の約1kmのストレートが印象的なコースで、180km以上をマーク!しかし後半はクネクネ道で轍が凄く、上手く走れなくて6.1秒離されて3位、痛い。。
 Sec1を終わって、5.8秒差の2位と予想以上の順位。まだ始まったばかりだけど最近の全日本はホント僅差の戦いで、面白い!!またその中に入って戦えることが本当に嬉しく、周りのサポートしてくれるみんなに感謝!感謝!!
 サービスでも通常のサービスメニューを行い、SS5からのSec2に向かった。

 Sec1のリピートとなるSec2は路面の荒れが心配だ。。SS5で少しでも差を縮めたいと思ったのが裏目に出てしまい、ミス続発して2.9秒差の4位。
 そしてSS6。ここでやってしまった・・スタートから約10km地点でライン上にあった石で左前をバースト・・・「あ~上手く行かないもんだな」と頭の中で叫び、どうするか?走りきるならあと12km。交換するよりロスは無いか?でも1分後にはヌタさん、その後は同じトップ争いをしている雅之さんがいるから、迷惑かけては申し訳ないとも思いながら走っていたが、車両の損傷も気になったのでやっぱり交換。この間、約3km走ってしまい今思うと、決断が遅かった…と反省。2台後ろの雅之さんの後に入って復帰!!3分遅れてゴール。
 でも気持ちを入れ替えて、「集中して行こう、まだ先は長いと」言い聞かせてSS7。ちょっとフィーリングが合わないなぁ~と思いながらも、走りきってヌタさんに続く2位タイム。SS8先ほど上手く走れなかったステージ。路面は酷くなっていたが走らせ方を変えて、上手く合った感じで0.4秒差の2位タイム。
 こうして激動!?のLEG1が終わった、結果8位には不満が残るが(全て自分が悪いのだが)内容には満足!!車両も最初からイメージ良く走ってくれて、車両全体が良い感じ、チーフメカの小野沢を筆頭にメカニックの成長も著しく思う。またエンジニアの松田さんには、走りも含めた車両のマネージメントには頭が下がる思いです。ホントチーム全体が良い状態だと感じている。

 明けてLEG2。大溝監督(社長)にも、「昨日のペースで行けば5位までは挽回出来るぞ!!行って来い」と言われ、目標は入賞!!
 Sec3のSS9<6.28km>すでにAPRC勢の走った後で、路面の荒れが凄い!!ヌタさんに1.3秒差の2位。SS10<29.11km>今大会最長のステージだ。ハイスピードコースだったが、全体的にリズム良く走れず13秒差の6位。SS11<6.73km>路面の荒れが予想されたステージで、今苦手としている道だが、克服せねば!と積極的に走って5秒差の3位…「雅之さん早い」。そしてSS12<14.90km>無数の狭い橋を渡る、感じの悪い道だ!!橋に当たれば即終わり…集中走り4.4秒遅れの3位。しかしここでドラマが起きた!トップを走っていた奴田原選手がリタイヤしてしまった…今年のヌタさんはホント運だけが無い感じで、相変わらずコンスタントに速いだけに惜しい。。

 これで再度サービスに戻って車両メンテナンスを行って最終のSec3のリピートである最終のSec4に向かった。

 この時点で上位陣の脱落もあり5位、4位の飯泉選手まで2.2秒!!この時点で4位フィニッシュを目指すことに…SS13、ここで4位に上がることが出来たが3位北村選手までは1分強。これは難しいので、ゴールに向かいながらドライビングの課題をこなす事に。SS14、29kmのハイスピードコース!何故だかココは離される…12秒差の4位。続くSS15は2.2秒差の4位と大きな問題も無く最終SSへ。
 SS16、狭い橋が多い「メナン」だ!最後まで気が抜けない難しい道。更に気付けば勝田選手が追い上げて来ていて、SS12で抜いたはずの岩下選手もSec4は同じタイムで走っていた為、10秒以内に3人が争う展開に。。最後はケツカッチンに…(笑)
 かなり集中してスタート、なかなか良い感じで後半セクションに…すると!北村選手がNGのゼスチャーをしている、スロー走行をして行くとなんとトップを走っていた石田雅之選手が橋の上でクラッシュして後続車がストップしている…幸いクルーに怪我は無かったが、雅之さんは僕が走り始めた時からお世話になっていることも有り、トップを走っていたので是非勝って頂きたかった。ホント勝負の難しさ、ラリーの難しさ(奥深さ)をまた再認識した瞬間でした。

 全日本はこの最終SSはキャンセルとなり、結果3位でフィニッシュする事が出来ました。パンクさえなければ…なんて考えてもタラレバで、APRCの柳さんもSS2でバーストしてからの4位だから2人揃っての「あれが無ければ…」状態。今回も内容は良かったから、今は次戦8月末の佐賀県で行われるターマックに照準を当てて、テストを行って準備万全で挑みますぞ!!

 あっ!この佐賀の全日本の主催者は、以前Co.Drとして乗って頂いていた、星野さんが代表を務めているので、恩返し?する意味でも頑張りますよ!!

 ではお近くの方は現地で応援宜しくです!!またブログもバシバシ更新するので見てくださいね~♪




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