クスコ・ワールドラリーチーム
2012.04.02
今季もプロトンサトリアネオが大活躍
開幕戦ワンガレイで、カラムジット・シンが2WD部門優勝
2012年FIAアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)開幕戦「インターナショナル・ラリーオブワンガレイ」が3月30日-4月1日、ニュージーランドの北島にあるワンガレイ周辺で開催された。
APRCは今季もニュージーランド、ニューカレドニア、オーストラリア、マレーシア、日本、中国の全6戦で構成され、前半3戦にはパシフィックカップ、後半3戦にはアジアカップの副次タイトルが懸かる。クスコは今季もこのAPRCに、多数のプロトンサトリアネオ(グループN仕様)を投入する。
まず昨年の2WD部門チャンピオン、マレーシアのカラムジット・シン選手と、新設のジュニアカップ(1.6リットル・FF2WD車両、28歳以下のドライバーが対象)で初代王者に輝いた番場彬選手は、チーム拠点をマレーシアに移し、新たにプロトンR3クスコラリーチーム(PR3C)として参戦。マレーシアのジュニアチャンピオン、ケネス・コー選手を加えた三枚看板でAPRCに登録する他、2連覇を狙う番場と共にコーもジュニアカップ(ニュージーランド、オーストラリア、マレーシア、日本が対象)にノミネートする。クスコのワークスチームとしては、クスコレーシングから2010年のアジアカップ王者、炭山裕矢選手がアジアカップのタイトル奪還に挑む。さらにカスタマープロジェクトとして、クスコ製サトリアネオで参戦するプライベーターチームをサポート。日本の二瓶崇選手とニュージーランドのマイケル・ヤング選手がジュニアカップに挑戦する。
今季のAPRCは、ここ数年としては初めて、ニュージーランドで開幕を迎えることになった。ワンガレイ周辺のグラベルラリーは、WRC時代からトップドライバーにも人気の路面にキャンバーがついた高速リズミカルなステージが特徴だが、会期がこれまでの7月から4月になったことで雨の可能性が低くなり、ルーズグラベルやダスティなコンディションが予想された。イベントは例年通り、ワンガレイの市街地で3月30日にセレモニアルスタートを行った後、31日に4SSを2回ループ。イベント最長の32.11kmステージやワンガレイでの1.4kmのスーパーSSが盛り込まれる多様な構成だ。翌4月1日のレグ2にも4SS・2ループが設定された。全16SSの総ステージ走行距離は283.28km。
PR3C勢では、シンが1週間前に手術を受けた背中にまだ痛みを抱えながらの参戦。そのシンに勝利することを今季の目標に掲げる番場は、昨年中盤以降、初日から本ペースをつかむことを課題としていたが、今季は昨年から使用していたマシンがベースであるものの、マレーシア拠点のプロトンR3が独自に開発したパーツや、サスペンションなど昨年から変更したエリアも多い。実際にマシンに触れることができたのはニュージーランド入りしてからとなった番場にとっては、まずはマシンのフィーリングをつかむことから始まった。
その初日、快晴から一時にわか雨も降る中、番場はスムースな滑り出しを見せ、午後からのプッシュを目指すが、フロントサスペンションに若干のトラブルを抱え思うようにアタックができずシンとは1分17秒差でこの日を終えた。しかし、ジュニアカップでは2位のヤングを52.9秒引き離す貫禄を見せた。
サスペンションを完璧に修理して挑んだ2日目。高速ステージを快調に駆け抜ける番場は、この日最初の2SSでシンを上回る好タイムをマーク。しかしSS12のスタートから2.2km地点で、コーナーの進入速度が高すぎ土手に痛恨のヒット。コース復帰できず悔しいリタイアとなった。一方、シンは持ち前の安定したパフォーマンスを維持し、2WD部門首位でフィニッシュ。2WD部門2連覇に向けて、好発進を見せた。ジュニアカップでは、ヤングが国際格式イベントでの初勝利を決めた。
APRCの次戦第2戦「ラリーニューカレドニア」は、4月28-29日、ニューカレドニアの首都ヌーメア周辺で開催される。
関連情報
http://response.jp/article/2012/04/01/172299.html
| |APRCニュージーランドレポート| |







































