クスコ・全日本ラリー
2012.04.09
JRC開幕戦、初めての唐津で柳澤が大健闘の4位!
2012年全日本ラリー選手権(JRC)開幕戦「ツール・ド・九州2012 in 唐津」(ターマック)が4月6日-8日、佐賀県唐津市周辺で開催された。
全9戦で構成される今季のJRCには、4月6日に発売が始まったばかりの話題の新型FRスポーツカー、トヨタ86が早くも競技参戦デビューを迎えるなど話題が豊富。開幕戦では愛知を拠点とするラックから1台のみの参戦だが、Gazoo Racingのフルカラーリングで登場したマシンはサービスパークでも注目の的となった。そして、クスコレーシングも中盤前には86の投入を表明しており、しかもドライバーには国内外での経験豊富な三好秀昌選手を起用。ベテランドライバーからの有用なフィードバックを活かし、開発速度を上げていく一方、選手権の活性化も期待できそうだ。
一方、クスコレーシングのエースドライバー、柳澤宏至 / 中原祥雅組は、今季からマシンをスバルインプレッサにスイッチ。3シーズンぶりのインプレッサに加え、GRB型での参戦は初めてという柳澤にとって、この唐津への参戦も初めてである上に、比較的経験の少ないターマック路面。他エントラントに比べ苦しい状況ではあるが、APRCで培った対応力を武器に、この局面に挑んでいく。またチームメイトには、昨年プロトンサトリアネオにデビューイヤーでのJN3クラスタイトルをもたらした牟田周平がJN4クラスにエントリー。同じくスバルインプレッサで全日本トップカテゴリーに挑む。今回はAPRCアジアカップに参戦する炭山裕矢選手の正コドライバー、加勢直毅選手がパートナーを務めた。
ラリーは4月6日夕方、唐津市にある唐津神社でセレモニアルスタートを行った後、翌7日から2日間に渡り計72.56km・16本のステージで争われた。
今回、柳澤インプレッサにはGRB用に開発中の競技用サスペンションキットComp-X(コンプ・エックス)を装着。開発中パーツを装着しての初参戦ラリーでのパフォーマンスはまさに未知数だったが、柳澤はコンスタントに好タイムをマーク。全16SS中、サードベスト3回、セカンドベスト1回を叩き出した。
「マシン自体が完成したのはわずか1週間前。あまりテスト時間を確保できないまま実戦を迎え、まだまだマシンセッティングを煮詰めなければなりませんが、フィーリングは良好です」と語る柳澤は、トラブルフリーでラリーをフィニッシュ。今イベント怒濤の7連覇を果たした現チャンピオンの勝田範彦選手、海外経験も豊富な2009年王者の奴田原文雄選手、地元九州でこのラリーを得意とする榊雅広選手と強豪勢に続く4位でのフィニッシュを果たした。
「GRBインプレッサでの競技参戦は初めてでしたが、ランサーにスイッチした時よりも違和感なく走ることができました。まずまずの結果ではありますが、トップと1分もの差がついてしまったので、今後詰めていきたいですね」と柳澤は今季に向けて意欲的なコメントを残した。
一方、牟田は、久しぶりのパワー4WDマシンでの参戦でもトップ8圏内のタイムをマーク。初日を8位で終え、6位の福永選手まで約13秒と上位浮上の可能性も残した。デイ2もこのペースを維持していたが、この日3本目のギャラリーステージでオーバースピードによりコースオフ。サイドの土手にフロントから乗り上げた際に足回りを破損し、残念ながらここでリタイアとなった。しかし、1年ぶりのトップカテゴリー参戦にも臆することなく、果敢にアタックし好タイムをマークした牟田。今季、以降の参戦での活躍も大いに期待できそうだ。
JRCの次戦、第2戦「久万高原ラリー」(グラベル)は、4月28-30日、愛媛県久万高原町周辺で開催される。
関連情報
http://www.cusco.co.jp/motorsports/all_japan/2012_7.html
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