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クスコ・ワールドラリーレースレポート

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新体制の初戦マレーシア、波乱の中にも確かな手応え!

 

 FIAアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)は2011シーズンも、「マレーシア・ラリー」(2011年アジアカップ、ジュニアカップ併催、4月1-3日・本拠地ジョホールバル)で開幕を迎えた。これまでCUSCO RACINGとしてAPRCを戦ってきたチームは、今年大きな節目を迎え、体制を大きく一新。メインシリーズであるAPRCと副次タイトルのアジアカップを目指すチームは、スポンサーにインドネシアのオイル会社「ペルタミナ」を迎え、チーム名も新たにペルタミナクスコレーシングとなった。APRCとアジアカップに登録するのは、インドネシアのリファット・スングカール/スコット・ベックウィズ組。2010年にアジアカップタイトルを獲得した炭山裕矢選手/加勢直毅選手組は、タイトル防衛を目指す。両クルーが駆るのは、投入3年目となる三菱ランサーエボリューションXだ。

 そして、キャロッセが新たに取り組むプロジェクトとして、プロトンサトリアネオのグループN車両を投入する。日本市場で抜け落ちている1.6リットルNA・2WDというスペックを持つこの車両を、国内モータースポーツのベース車両として輸入・販売するほか競技用パーツも開発。さらに、そのパフォーマンスをアピールするために、同マシンが対象となる新設のジュニアカップタイトルを目指すことになった。このための専任チームとしてプロトンクスコラリーチームを立ち上げ、昨年もこのクラスでスポット参戦ながら2勝を挙げた番場彬/保井隆宏組がクルーを務める。加えて、カスタマードライバーとして高篠孝介/高橋浩子組のサポートも行うなど、チームの運営面でも、新たなステップを踏み出した。

 マレーシアの国有会社であるプロトンにとって、マレーシア・ラリーは母国イベント。CUSCOのカラーリングが施されたサトリアネオのグループNマシンには、周囲の注目も集まる。そして、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を見舞い心配の声をかけてくれる方も多い。このラリーでは、参加した日本人勢が、被災された方々に向けて、励ましのメッセージと、日本に支援を申し出てくれた世界各国への感謝のメッセージを表したステッカーをマシンに貼って出走。日本に元気を送るために、マレーシアでの活躍を誓った。

 今年のマレーシア・ラリーには初めて、ジョホールバル近郊にあるショッピングパーク施設に設置されたサービスパークに隣接のショートステージが特設され、市街地の人々にも観戦しやすい環境が整えられた。4月1日午後、セレモニアルスタートに続いて、さっそくこのスーパーSSを走行。ここでは、スングカール選手と炭山選手が同タイムで首位に立ち、チームがさい先のいい滑り出しを迎えた。

 本格的なラリー競技は翌2日から開始。この日は、3本のステージを2ループした後、再びスーパーSSを走行する設定。翌3日のデイ2も、3本2ループ+スーパーSSで締めくくりという内容だ。マレーシア・ラリーのステージは、プランテーションに張り巡らされた道を毎年自在につないで行くため、年々微妙に形状が異なる。今年は大規模な伐採が行われたエリアもあり、景色も大きく変わっている。暑さと高湿度という厳しい気候に加え、おなじみのスコールがコンディションを一変させるなど、シリーズ屈指の難ラリーとしても一目置かれており、毎年波乱も多い。

 そしてペルタミナクスコレーシング勢には、残念ながらその不運が回ってきてしまった。朝方に降った雨が部分的にコースに残り、そのコンディション変化を捉えきれなかった炭山選手がSS4でコースオフ。復帰することができずにデイ撤退となってしまった。このSSでは、オーバーヒートを起こしていたスングカール選手のマシン燃費が極端に悪化し、サービスエリアまであと2kmという地点でまさかの燃料切れという憂き目にも見舞われてしまった。昨年の柳澤宏至選手のマシンを乗り継いでいるスングカール選手だが、柳澤選手のセッティングのフィーリングがよくそのまま採用としていたが、やはりドライビングスタイルによる違いは否めず、思わぬところに影響が出てしまった。しかし、SS3ではサードベスト、SS4も4番手タイムを上位タイムでまとめていたスングカール選手は、マシンの内容自体には満足しており「正直、最高のマシン。去年の自分のマシンよりもキロ当たり3秒も速い」と絶賛。

 その言葉を裏付けるかのように、スングカール選手は再スタートしたデイ2では最初のループ3本でベストタイムを連発。潜在していた才能が、クスコ製のマシンで一気に引き出されたかのような成長を遂げ、デイ2単独のリザルトではトップに立ち、ボーナスポイント3も獲得した。一方の炭山選手はSS10でヤシの木にヒットと昨年の悪夢が再現。9月末まで空くアジアカップ次戦までに、大きな課題を残した。

 一方、プロトンクスコラリーチームの番場選手は、初めて参戦するこの難ラリーを、トラブルフリーでクリア。N2車両ながらN4車両にも割って入る速さを見せ、ジュニアカップでは文句なしの首位。登録しているAPRCでも7位、アジアカップでは5位と、いずれもポイント圏内でのフィニッシュを果たし、始動したばかりのサトリアネオプロジェクトへの期待を裏切らない活躍を見せた。

APRCの次戦(パシフィックカップ開幕戦、ジュニアカップ第2戦)、は、ラリー・クイーンズランド(5月13-15日開催、オーストラリア)。リファット・スングカール選手(APRC、パシフィックカップ)、番場彬選手(APRC、ジュニアカップ)、高篠孝介選手(ジュニアカップ)が参戦する。

 

【ドライバーコメント】
炭山 裕矢選手

「3回目のマレーシア参戦でしたが、去年と全く同じコーナーでも感じ方が違うなどの戸惑いがあり、うまく道と走り 方が噛み合わなかったように思います。色々な経験を積んで自分の走りも変わっていると思いますし、マシンが熟成されるなど各所に成長があ るので、これまでとはアプローチを変えなくてはならないのだと実感しました。また一つ上のステップに上がるための試練だと思うので、次の 北海道までにコ・ドライバーと再検討しながら対策を練っていきます」


番場 彬選手

「初めてのマレーシアでしたが、嫌いな道ではありませんでしたし、何よりスコールがなかったので救われました。マシンも初参戦の段階としては 申し分のないパフォーマンスを発揮してくれました。サスペンションもいいし剛性もあるので、ベース車両としてのポテンシャルに感心してい ます。それでもまだノーマルパーツの部分が残っているので、伸びる余地が十分にあります。昨年のチャイナでの教訓を生かして、抑えるとこ ろは充分に抑えることを意識しました。あとは、記者会見に同席させていただく時に、頭が真っ白にならずに英語で対応できる度胸をつけたい ですね(笑)」

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APRC第1戦マレーシア参戦レポート
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