皆さんこんにちは。キャロッセの柳澤です。
今回は参戦レポートというか半分反省文になってしまう?マレーシアラリーの模様をお伝えします。
APRCもいよいよ後半戦に突入!必勝で望んだラリー北海道では4位と思った以上にポイントを稼げなかった我々にとって今回のマレーシアは確実に高ポイントを稼いでおきたい1戦だ。しかしご存知の通りこのマレーシアは灼熱の過酷なラリーで昨年も熱中症気味になったりおなかを壊したりで大変なラリー。おまけにコースにしても非常に狭くスリッパリーでジャンクションが沢山ある非常に難しいコース。そう簡単に好成績を残すことはおろか完走する事すら難しいラリーだ。
ということで今回のラリーは昨年の経験からまずは暑さ対策が重要と考え、暑さに慣れるためいつもよりも早く現地入り、ラリー準備を含めトレーニングを行いラリーに挑むことに、、。
8月3日(金)マレーシアに向け日本を出発から現地入り、早速4日からワークショップのジョホールサーキットでコンテナの荷出し車両メンテを開始、、、の予定だったが早速トラブル発生、なんとサーキットでイベントが開催されておりピットが使用不可。当初予定していたサーキットピットでの車両メンテはNG、、。『聞いてないよー!そんなのあり』てな感じ、さすが海外?本当にいろんな事が起きるもんだ。もう慣れてきたけどね、、。
しかしそこで『ハイわかりました』と引き下がる我々ではなく、クスコチームのS村コーディネーターの紳士的な交渉?により、車とメンテパーツのコンテナ出し及び同じインプレッサで闘うモーターイメージチームの配慮により別の場所にメンテガレージを借りることも出来た、、。『なんとかなるもんだ』
そして5日、6日と別場所で無事メンテをこなし、7日からは本来予定していたサーキットピットでメンテ、順調に作業が進んでいく。
ドライバーの自分も作業やランニングをすることが出来たおかげでこの灼熱の気候に体が慣れてきて快調だ。そして我々クルーは8日(水)からレッキ開始、ラリーコース自体はほとんど昨年と同じコースなので新たにペースノートを作るのではなく昨年のペースノートを元に修正を掛けていくので比較的楽ではあるが、それでも微妙にコース状況が変わっておりかなり修正が入った。
それにしてもこのマレーシアのコースは難しい。
パームヤシの広大なプランテーション内の作業道が使われているため通常の道路のようにちゃんと出来ていない、登ったり下ったりクレスト(丘)が多く、複合コーナーも多い、路面形状もかまぼこ型で幅が狭く、インやアウト側には排水管の保護コンクリート、排水溝、路肩付近にはやしの木がせり立っているしほとんどイキアタリバッタリで作っているような道?まあ基本的に作業道なのでそれでも問題は無いんだけど本当に難しいコースだ。
2日間のレッキは無事終了、9日(木)はレッキ後にシェイクダウンも行われマシンの最終セットアップも完璧に行うことが出来たし、あとは本番を迎えるだけとなった。
翌日10日(金)はPM9時からセレモニアルスタート、昨年よりもギャラリーが多い感じでとてもにぎやかなセレモニアルスタートだ。スタート後は白バイ先導で全て他の通行を止めてのラリー車コンボイでホテル近くのパルクフェルメに向かう。これがなんとも言えず気持ちいいんだよね! 日本では考えられないし!
翌日からはいよいよ本格的なラリースタート、AM7時にパルクフェルメアウト。
約70Km離れたステージへ向かう、『それにしても朝から暑い』
現地に着くとまずはサービス、しかし通常20分のサービスがなぜかこのラリーは10分?。タイヤ交換を済ませSS1へ。このSS1は昨年大きくタイム差をつけられた難しいステージで距離も28,67kmと長く初っ端から勝負どころ。今回は3位入賞で確実にハイポイントをゲットする作戦だが昨年大きく離された印象は非常に大きく 『ここで離されたら後まで引きずってしまう』気がしていた。スタートすると更にその思いは強くなり、特にこのステージは狭くハイスピード、テクニカル、アップ、ダウンとめまぐるしく変化するコースで難しく、思った以上にペースが上がらない、自分の走るペースが遅いような気がして焦りが出てきていた。10Km地点を過ぎやっとペースが上がってきた。15km乗れてきた。そして17km地点、、、ちょっとオーバースピードで入った右のハイスピードコーナー、立ち上がり付近でテールがアウトにはらみ、そこにはちょうどやしの木が、『ヤバッ』、、、抑えきれず左リヤをやしの木にヒット、美細津サンがまた俺側かよと言ったかどうかは?。なんとか車を立て直したが今度は車が真直ぐ走らない、左リヤタイヤがあさっての方向を向いている?
『ドエリャーコトをしてしまった』(これはいつもの裕矢)なんとかだましだまし走行するがジャンクションで思わずスピン、溝にはまってスタックしたが美細津サンの火事場のバ○力でプッシュで脱出、その後5Kmくらいなんとか走行し、ジャンクションに差しかかる。しかしここでとどめが、、。クラッシュの影響から走行中に左リヤタイヤ、ナックル、アーム、ショックが根こそぎなくなっていた?当然ブレーキも利くわけが無くジャンクションを曲がりきれず今度はフロントからヤシの木へ、『後ろから前から勘弁してください』さすがにここで万事休す、、、。
SS1でリタイヤは2003年の全日本ラリー以来だ、、。『ガックリ』
冷静に考えると、SSスタート後ペースが遅いと錯覚し焦りが出てしまい結果オーバーペースでクラッシュというパターン。TOP争いをするためには攻めないといけないし、ゆっくり走って完走したけど勝負になっていない、、では仕方がない。そこらへんのペース配分が一番難しいんだよね。まあこれも自分が精一杯がんばった結果なので仕方ない、だれのせいでもなく自分のせいだしね、、。
と言うことで今回のラリーはあっと言う間に終わってしまったが、すごく勉強になったラリーだった、次戦インドネシアへの出発は夏休みを挟み3週間後ともうすぐ、気持ちを入れ換え次戦は『バシッ』と行きますのでご期待ください!!
『おまえはいいけど車直さんと、、、、、だいたいおれの夏休みは?』といっていたメカニックがいたようですが、、。それではまた次回。 応援宜しくであります!



