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皆さんこんにちは。キャロッセの柳澤です。
今回のレポートは『今年こそ優勝!』とチーム全員気合をいれて挑んだラリー北海道の模様をお伝えします。
今ひとつリズムに乗れなかったオセアニア地区のラリーを終了し、今回からいよいよアジアラウンド突入!しかも最も好成績が期待できる母国、北海道とあっていつも以上にチーム全体やる気満々!。
車両に関してもNewスペックダンパー(サスペンション)の投入や軽量化等細部の改修を行い、事前テストに関してもかなり多くの時間を費やし、エンジン、サスペンション、アライメント、タイヤを中心にセッティングメニューをこなし、出来る限りのポテンシャルアップをはかった。
もっともセッティングに関してはこれまで多くのデータを持っている北海道なのでそれほど悩む事はなかったが本番でどのような路面になっても悩むことなく対応できるよう各種のセッティングを行った。
そして今回はペースノートに関してもこれまでの経験を生かし細部を修正。全体的にはなるべくシンプルにしつつコーナーの形状等を表記、なるべくライン取りがイメージし易いように工夫してより速く安全に走れるようなノート作りを行った。当然、これまでラリーJAPANやラリー北海道で同じコースを使用しているので事前にペースノートは持っているが、上記ノート改善やCo-Drが中原さんに変わった事であえて全て新しくペースノートを作り直すことにした。
これで車もノートも完璧?後はドライバー??と言うところだが、群馬の暑さと北海道の涼しさで体調不良。(カゼ?、知恵熱??)レッキ2日目はカゼ薬&ドリング剤(かなり高価だった)を大量投入しなんとか無事レッキ終了、それでも金曜のセレモニアルスタート時点では体調は完全に回復、さすが高級ドリンク剤効果??
金曜のセレモニアルスタート会場はいつもの帯広競馬場、しかし天候はあいにくの雨だったが多くのギャラリーの方が会場に訪れてくれた。もちろんクスコファンの方も大勢テントにきてくれ、中にはお菓子や豚丼の差し入れまで持ってきてくれた方もいた。
『ファンの皆様本当に有難う!やっぱり日本はいいねぇー』
盛大なセレモニアルスタートを終え、迎えた翌日、実質的なラリーがスタート!
予想はしていたものの天候は曇り、昨晩からの雨で路面は完全ウエットの模様で荒れた展開が予想される。
愛国サービスパークをあとにし、SS1は毎度おなじみ陸別のギャラリーステージ。まずは肩慣らしといったところなので、比較的慎重に走行しTOPと3.5秒差の総合7番手タイム、ちょっと遅れたがまずは順調。
そして続くSS2は早くも勝負どころの29.55km PURAY。ここはなんとしても好タイムを出したいと気合を入れる、昨年SS2でバーストして下位に低迷した記憶がよみがえるが、とにかく走ることに集中しスタート。
スタートするとウエット路面のわりに比較的グリップが高く走りやすい、かなりリズムよく走行、しかし中盤に入りジャンクションを曲がると路面のキャラクターは一変しスリッパリーな路面へ変化。危なげないとは言えない走りだったが無事?ゴールラインを通過。タイムは新井選手に次ぐ2番手タイム、滑りやすい路面でかなりタイムロスした感があったがまずまずのタイム。しかし3番手には1.3秒差で田口選手が続き予想とおりの接戦だ。
そしてもうひとふんばりと気合いを入れ直したSS3だったが何かトラブルが発生したようでステージキャンセルとなり、続くSS4のSIPIRIKAKIM(22.43km)へ向かう、このステージは過去のデータを見てもあまりタイムが出ないコースでどちらかと言うとランサー向きのコース?しかしそうは言っていられないので全開あるのみだ、、。
自分的には結構がんばったつもりだがTOPの田口選手に10.2秒差を付けられてしまった、予想以上の差で残念。
これでLeg1 1ループ目は終了し100km離れた愛国サービスパークへ、車の方は大きなダメージはなくルーティンのサービスをおこなう。この時点での順位はTOP新井選手に23.6秒差の総合3位、総合2位の田口選手には11.9秒差でAPRCレジスターでは2位。『2ループ目もがんばるぞー』
サービスアウトし、またもや100km離れた陸別へ、現状天候は曇りだがなんだか陸別方面の空は真っ黒で天候は嫌な感じ。タイヤもドライ方向を選んじゃったし、、。
陸別のステージに着くと案の定スタート前にはポツポツと雨が降り出した、しかもあちこちで雷の音が、、、。
だんだんウエットになってきた影響もあり陸別ステージのタイムはゼッケン1番、TOPコディー選手の4秒落ち、さらに雨脚が強くなってきたこともあり勝負は続く29.55kmのPURAYになりそうだ。予想どおり陸別SSからPURAY SSに向かう途中ではバケツをひっくり返したような雨が降ってきた。ステージのスタートについても雨脚は変わらずかなりひどい状況、しかしそんな中順番にスタートが切られ自分もスタートとなる、しかしひどいコンディション、ウエットというか路面は全面水溜りで水のなかを走っている状況。当たり前だがラリータイヤでもハイドロに、、と言うか水の抵抗で車が前に進まない、こんなのは以前全日本で台風の中走ったひえつきラリー以来?、ハイドロで何回もコースアウトしそうになったがなんとか走行していたが追い討ちをかけるようにトラブル発生、残り9km地点で右Rrタイヤがバースト、『なんてことだ、、。』
ウエットでタイヤがきれやすい上、水溜りで路面に有る石が見えないこともあり仕方ないがこまったこの接戦の中悔しい。
なんとかだましだまし走行してゴール、タイムは見たくないなーと思ったがチラット見たら田口選手よりも30秒近く速いタイム???、バーストしてタイヤ交換の時間がなくあせっていたのできっと見間違い?とおもっていたらやはり実際は速かったよう?? おそらく出走順で大きく路面状況が変化したのだと思う。ちなみにベストタイムは新井選手で自分より1分10秒も速いタイム、出走順を考えてもさすがだ、、。
このような天候の為続くSS7はキャンセル。SS8も路面状況悪化の為キャンセルとなり
Leg1はこれで終了となった。
まあ良いのか悪いのかこの時点で田口選手を逆転し自分は21.7秒差でAPRCレジスター勢TOPに立つ事ができた。『明日のLeg2が勝負』
そして迎えたあくる日のLeg2、天候は午前中曇り時々晴れ、午後3時ごろから雨が降るというよく分からない予報?まあ昨日よりはましだろう、、。
Leg2のSS走距は約80Km、約22秒リードしているのでキロ0.27負けても逃げ切れる計算だがLeg2のコースは砂利が多く先頭ランナーの自分にとっては厳しい状況。まあ全開で走るしかなく1ミスで順位が入れ替わる。
そしてLeg2スタート、SS9 9.05kmとにかく集中し全開走行、しかし田口選手は非常に早く2,4秒詰められる。続くSS10 12.67kmはLeg2最長の勝負ところ、前のSSで9.05kmで2,4秒負けなのでこのペースでは逆転されてしまうのでここは本当に勝負ところだ。そして気合をいれスタート、しかし気合が入りすぎているのか進入でオーバースピード傾向、リズムが今ひとつで空回り状態、さらにペースを上げようとがんばるがリズムにのれない、、。何箇所か道からこぼれそうになりながらゴール、当然速いか遅いか先頭ランナーなので分からずだがちょっとタイムロスした感じはあった。その後田口選手のタイムを確認するとなんと自分より10.7秒も速い、さすがにこのタイムにはガッカリだ、、。
しかし、ここでめげては仕方ない、自分の走りをするしかないと気を取り直し、続くSSへ、、。(正直このあとのコンセントレーションを保つのが非常に大変だった)
SS11 10.74km 2.2秒 SS12 0.6秒 SS13 1.7秒負けでなんとかがんばりLeg21ループ終了時点でその差わずか4.1秒となった。
そして挑んだ2ループ目、SS14で2.6秒負け、先ほど大きく負けたステージのSS15 12.67kmを1.6秒負けで押さえたがここで0.1秒逆転されAPRC2位となってしまった。しかしこの時点では順位は気にせずとにかく自分の走りに徹し全力をつくす。その後のSSも秒差の争いで最終SS1.2kmのギャラリーステージを迎える、その時点で差は田口選手との差は2.3秒、実際はここで逆転できる差では無いが最後まで諦めず走ることが大事とおもい最後まで全開で走行、そしてゴール。その後田口選手のタイムを確認すると全くの同タイム。SS総距離230.8kmのラリーを2.3秒差の2位でラリーを終えた。
正直言って非常に悔しいがこの秒差の接戦の中、全力で戦えたことは自分にとって貴重な経験で今後必ず約に立つと思う。この2位はとても価値があったと自分でも感じる。
チームの皆や応援してくれたファンの方々には申し訳なかったけど今回はなにか吹っ切れたラリーだった。来年は『必ず優勝』と言う新たな目標もできたしまずはこの経験を活かし次戦のラリーマレーシア、チャイナで良い成績を出したいとおもう。
アジアカップではシリーズリーダーだし気合を入れなおしチャンピオン目指しますので応援よろしくおねがいします! それにしてもやっぱり悔しいラリーでした、、、。
それではまた次回、、。
[極秘情報]
ラリー北海道から1週間後の土曜日…
いつものように午後の仕事をこなしていた柳澤選手に異変が!?
突然襲って来た下腹部の激痛に耐え切れず、自分で車を運転して病院へ向かったものの、運悪く土曜日なので午後の診療は終わっていた。
そこの病院に他の病院を紹介して下さいとすがりついたら、親切に救急車を呼んでくれ、救急車に乗り救急病院へ搬送され即入院!
病名は尿管結石。
ラリーから戻った数日後から下半身に違和感を感じていたのだが、5点式シートベルトで激走した北海道の後だったので、そのせいだろうとたかをくくっていたのだが…
現在はいたって元気ですが、お見舞い行った者の話によると、「2.3秒、2.サーン秒!!2.サーン秒!!」と、よほどラリー北海道での悔しさがあるのか、世界のヤナギは叫んでいたそうです。。。
皆さん、ご心配なく。
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