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クスコ・ワールドラリーレースレポート

 

aprc2-1.jpg2010年FIAアジア-パシフィック・ラリー選手権(APRC)は第2戦、「ラリー北海道」(2010年アジア・カップ、全日本ラリー選手権併催)が、5月21-23日・北海道・帯広市を拠点に開催された。CUSCO RACINGは、柳澤宏至選手/中原祥雅選手(三菱ランサーエボリューションX)の他、アジア・カップ登録をしている炭山裕矢選手/加勢直毅選手組(三菱ランサーエボリューションX)が母国ASN推薦のワイルドカード枠でAPRCポイント対象としてエントリー。また通常は全日本ラリーに参戦しているスズキ・スイフトスポーツの番場彬選手/保井隆宏選手組がAPRCエントリーで参戦した。

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マレーシアでの開幕戦で辛酸をなめたCUSCO RACING勢は、母国戦での雪辱を誓い、盤石の体制で5月を迎えた。母国戦となる今回は、番場選手を加えての3台体制。サービス陣にも気合いが入る。ラリースタート前に行われたテストでは、今季、初めてスイフトでの初めてのグラベル戦に挑む番場選手が、新設計のグラベル用サスペンションを装着。「とてもパフォーマンスが安定します」と上々の手応えをつかんだ他、ランサー勢の柳澤選手、炭山選手も順調にスタートを迎えた。

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今年もラリー北海道のサービスパークは、過去WRCジャパン戦でも使用した帯広市・北愛国広場。ここから北東に100kmほど離れた陸別にデイ1のリモートサービスが置かれた。開催時期は、昨年の7月から、5月下旬に変更。平均気温が下がり、マシンにとっては好コンディションとなった。しかし、ラリー中は例年の北海道同様に天気が不安定となり、デイ1には一時強いにわか雨がステージを襲った。また土曜日夜半の雨が翌日午前の路面にウェットを残したり、この日は朝方に深い霧も出てきた。また「雪解け間もないせいか、轍が掘れた後に湿ったグラベルが出てきました」(炭山選手談)など、開催時期が変わっても北海道は油断できないイベントとなった。

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 ラリーは、5月21日に北愛国でセレモニアルスタートが行われた後、サービスパーク隣接のスーパーSS(1.20km)・1回目を走行。翌22日から本格的に競技がスタート。スーパーSSでの4本を含む計18SS・220.97kmが設定されたステージのエリアは昨年と変わりはないが、微妙にSSの通し方に変化があり、今年は速度域が高くなり、時速200kmを超える箇所も。そのためか、イベント全体を見ると、リタイアも続出した。しかし、今回のCUSCO RACING には勢いがあった。

金曜日に帯広で行われた開幕のスーパーSS、柳澤選手は、プロトン・サトゥリアネオS2000のアリスター・マクレーと3位タイのタイムにつけて、本格的な競技スタートを迎えた。土曜日のデイ1・2日目、この日2本目となるSS3では、スタート直後に炭山選手にブレーキ周りのトラブルが発生。オイルを全て失い、ほぼブレーキが効かない状態でこのステージを走り切ったが、このSSだけで2分近くをロス。炭山選手は車載のパーツで応急処置を行い、3輪にブレーキを復活させた状態でSS4のダートラコースを使ったショートステージを走り切った。しかし、チーム全体で起きたトラブルは、この1回のみだった。APRC勢の争いは、S2000マシンのプロトン勢2台がマシントラブルで早々にリタイア。一方で柳澤選手を含む3人が10秒差内にひしめき合う混戦を展開し、柳澤選手はAPRC首位のガウラフ・ジル選手に8.4秒差、2位の田口選手には5.1秒差の3位でデイ1を終えた。序盤にタイムロスを喫した炭山選手も、柳澤選手に3分近くの遅れとなりながら4位。そして、スイフトの番場選手は、N2トップ、総合でも15位と大健闘を見せた。
aprc2-5.jpg4位以下に大きく水を開けてデイ2を迎えたトップ3のバトル。しかし、前日からデフにトラブルを抱えていたジル選手は、ポールにヒットしてリアサスペンションにダメージを受けて失速。APRC優勝争いは、田口選手と柳澤選手の一騎打ちとなった。SS15の時点で両者の差は9.9秒。翌SS16では柳澤選手が1.4秒取り戻したが、SS17では田口選手が0.3秒を取り返す激戦となったが、残すSSは1.2kmのスーパーSSのみとなり、ここで勝負あり。柳澤選手は、最終的に首位にわずか9秒差の2位でフィニッシュとなった。

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一方の炭山選手は、デイ2はトラブルフリーの1日を過ごし、安定してトップ勢やスーパーラリーで再出走したS2000マシンに続くタイムをキープ。APRC4位でフィニッシュし、前戦に続いてアジアカップポイントも獲得した。またスイフトの番場選手も、総合12位、N2クラス、2リットル以下2WD・NAエンジンクラスではトップという好成績で完走を果たした。
aprc2-7.jpg柳澤宏至選手
「マレーシアでの悪い流れを断ち切るため、今回はとにかく走り切ることが大前提にあったので、初日最初のループは、慎重過ぎたかもしれません。ここで離され過ぎましたね。本当は最初から好タイムを出していくべきなのですが、今回は気持ちを立て直すことも課題にあったので、リタイアだけは避けなければという思いがありました。でも、リタイアが続出する中、トラブルなしで走り切り、全体的にはよかったと思います」

炭山裕矢選手
「年々、トップ陣との差は縮まってきてはいますが、ここからどうタイムを伸ばすかが課題になってきました。ミスをしない、ミスした時にどうリカバリーするかという技術や、マシン作りの上でも、タイムアップへの課題が見えてきました。こうしたことも、完走して初めて分かることなので、完走することの重要さを改めて感じたイベントでした

番場彬選手
「スイフトでの初めてのグラベル戦でしたが、とても乗り心地がいいというのが正直な感想。新設計のサスがとても安定していて、ギャップの入力もしっかり吸収してくれます。2WD・NAマシンなので上りはきついですが、下りはサスのアドバンテージがあったおかげで、自信を持って攻めていくことができました。タイム的には全日本組と比較していましたが、いい勝負になっていたと思います。3台体制でサービスにも活気があって、とても楽しいラリーになりました

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APRC北海道で柳澤が2位入賞、炭山・番場も大健闘!
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