モータースポーツ情報

スーパーGTレースレポート

 スーパーGT 第2戦(岡山国際サーキット/3.703km)
 OKAYAMA GT 300km RACE
 4月13日(日)決勝


 ●進化が結果に繋がった。
  スタート10番手から猛チャージ
  後半もノーミスでまとめ、久々の3位表彰台!!
雲が空を覆う、生憎の空模様となった4月13日(日曜日)、第2戦の決勝。予選10番手に終わっていたものの、今シーズンのAWDマシンは、速さ・信頼性ともに大幅に向上。この日の決勝レースでも、それを証明するかのような活躍を見せ、嬉しい3位チェッカー。04年のオールスター戦(2位)以来、シリーズ戦では同年の第6戦・オートポリス(3位)以来、トランスアクスル方式シンメトリカルAWDとなってからは、初となる表彰台を獲得して見せた。

コクピットで集中力を高める佐々木選手。


 

スタート直前まで、メカニックはマシンのチェックに余念がない。これは暑さ対策ではなく、コンピュータのモニターを見やすくするための工夫・・。

大盛況!ピットウォーク、夫婦で記念撮影。


 

朝一番で行われたフリー走行は、
きっちりとメニューを消化。タイム的にもクラス3番手の好タイムをマークしており、午後の決勝レースに向け一層期待が高まった。

フリー走行終了後は、ワンメイクのサポートレースとピットウォーク、そしてセミファイナルのサポートレースに続いて、いよいよメインイベントとなるスーパーGTの決勝レースが行われる。ピットウォークの間も、スタッフはマシンのメンテナンスに精力を注ぐこととなり、マシンはピットガレージの中。代わって2人のドライバーと、今シーズンからメンバーを一新したクスコ・サーキットレディがファンサービス。セミファイナルのサポートレースは、今シーズンより始まったシビックのワンメイクレースで、クスコのパーツを使用するマシンも何台か見受けられたが、もちろん、スタッフに、のんびり観戦している閑などはなく、引き続いて決勝レースに向け、最後のチェック作業に余念がなかった。


スタートを佐々木孝太選手が担当、レース後半を山野哲也選手が受け持つオーダーで決勝に臨んだ。思わぬ予選(スーパーラップ)結果から気分を一新、深夜まで時間をかけてスタッフがチェックし尽くしたマシンは、期待に違わず快調で、佐々木選手はスタート直後から猛チャージ。オープニングラップを9番手で終えると、2周目にヴィーマック、3周目には紫電を、ともにヘアピンからのリボルバーへとカーブが連続する区間でかわすと、4周目にはヘアピンへのアプローチでMR-Sをパス。1台、また1台とポジションをアップしていった。その後、2位以下が一列縦隊で先を急いでいた集団に追い付くと、6番手のまま暫く周回を続けたが、直前を行くポルシェとともに、ペースの上がらない先行車を1台、また1台とパスして、23周目には表彰台圏内の3番手まで進出。さらに上位陣が早めにルーティンピットを行ったことにも助けられ37周目にはクラストップに躍り出た。その後もトップを快走した佐々木選手は、46周を終えたところでルーティンのピットインとなった。

国歌斉唱に合わせてチームスタッフが整列。
 

中団に埋もれた10番手グリッドからのスタートに。
連日、深夜までのハードワークを強いられていたピットスタッフは、このルーティンのピットインでも見事な仕事ぶり。45秒でルーティンワークをきっちりこなすと、佐々木選手から山野選手にドライバー交替したインプレッサをコースに送り戻していた。後半を受け持った山野選手は、6番手でレースに復帰すると、タイヤが温まるまでは、より慎重なペースで走りながらも、ロングラップで引っ張っていたマシンがピットインする度にポジションをアップして4番手まで復帰してみせた。さらには、57周目のマイクナイトコーナーで、3位を行くZをパス。これで3位の表彰台圏内に復帰すると、以後も着実なペースで周回を続け、クスコレーシングにとっては3シーズンぶりとなる待望の表彰台、3位でチェッカーを受けた。
●スタッフボイス:大溝敏夫監督
「全社一丸となって、皆が努力した結果。それだけです。現場に来てる人間は連日連夜のハードワークで頑張ってくれたし、ここに来ていなくても会社で一生懸命サポートしてくれているスタッフ、それに応援してくれたファンの皆さん。全員の想いが、結果として表彰台に繋がった。ファンの皆さんには、これでようやく、いや少しだけですが、応えられたんじゃないかな。昨日のことがあるので、第2戦の岡山ラウンド全体では点数をつけるのが難しいけど、今日の決勝レースだけなら、間違いなく100点満点ですね。」

●スタッフボイス:松田久マネージングディレクター
「皆が努力した結果。運が少し向いてきたかな、雨にも少し助けられたし。10番手からのスタートだったんですが、佐々木選手が3番手まで(ポジションを)押し上げて、それを山野選手がきっちりと結果に結びつけてくれた。まさにドライバーの力に助けられましたが、メカニックも頑張って良い仕事をしてくれました。本当に、皆の努力の結果ですね。」

●ドライバーズボイス:山野哲也選手
「結果3位になれて良かった。表彰台に上がったことで、チームのモチベーションも保つことが出来る。去年1年間、長いトンネルの中にいたけど、ようやく出口が見えてきた、って感じかな。僕自身も、久し振りの表彰台なので、素直に嬉しい。でも、これからも(クルマを)速くしていきたいね。やるべきことは残っているし、その分速く出来ると思う。」

●ドライバーズボイス:佐々木孝太選手
「チームが去年苦労していた分、今年はその成果が現れていると思う。僕自身は、今年からチームに加入して、速さを求められていたと思うけど、今回は少しアピール出来たんじゃないかな。ドライでもAWDのトラクションの良さ、ダンロップタイヤの特性を、上手く引き出せたと思う。今日は表彰台に乗ることが出来て、少しホッとしているけど、僕は勝つために(チームに)呼ばれたんだと思うし、絶対に勝ちたい、チャンピオンになりたいと思ってるから、これからもマシンを速くしていきたいですね。」

表彰台から下りてきた2人。シャンパンを片手にハイポーズ。



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