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スーパーGTレースレポート_2008

  シリーズ名:2008 オートバックス SUPER GT(S-GT)
  第2回公式合同テスト:富士スピードウェイ(4.563km)
  1日目:3月26日 曇り後晴れ
  2日目:3月27日 曇り後晴れ表
 初日は2回のドライセッションでともにトップタイムをマーク
 2日目は…

ガレージに戻ってきたインプレッサ



佐々木選手が乗り込んで、いよいよコースインだ
スーパーGT第2戦の岡山ラウンド(決勝・4月13日)まで2週間余りとなった3月26~27日、富士スピードウェイでは今年2回目となるスーパーGT公式テストが実施された。開幕戦では堂々の6位完走を果たし、先ずは順調な滑り出しを見せたクスコ・レーシングは、開幕戦終了後、マシン各部を見直して、この公式テストに参加することになった。

 スケジュール初日となった26日は、不順な天候で朝を迎えた。セッション開始時点ではハーフウェットだったが、その後、セッション開始後は雨が落ちることもなく、雲間から射し込む日射しに照らされたコースは、次第に乾いていく。1回目の走行セッションは、全車がレインタイヤで走行を開始する。山野哲也選手のドライブでピットアウトしていったインプレッサは、早々に1分52秒台前半をマーク。2番手に3秒近い大差をつける。少しずつコースは乾き始めるが、セッション前半、ハーフウェットのコンディションで山野選手のタイムを更新するドライバーはいなかった。

セッション後半にはいるとそろそろドライタイヤに履き替えるチームが出てくる。中でもインプレッサは、その先駆けで、山野選手は1分44秒台にターゲットタイムを跳ね上げる。その後、山野選手はピットイン。マシ?ンのセットを変更するとともに佐々木選手に交替。鈴鹿のテストでは、余り走り込みできなかった佐々木選手だったが順調に周回を重ねていく。そして1分44秒098までタイムを?短縮してセッションを終了。これが、このセッションでのGT300クラスのトップタイム。

午後のセッションは、開始時点からドライコンディション。当然、各車のペースもアップすることが予想されたが、果たして何処までタイムアップするのか? と同時に、ドライコンディションでのインプレッサの速さにも興味が集まることになった。その期待に応えるかのように、快調にペースアップ。午前中のタイムを更新して山野選手が1分43秒台に入れて見せた。

その後、交替した佐々木選手も、タイムを詰めていく。開幕戦となった鈴鹿での決勝を除くと、テストではトラブルに見舞われて、走行すること自体が限られていた。ところが、この日はトラブルフリー…セッション全域で走行を続けることが出来た。これまでの鬱憤を晴らすかのように、佐々木選手はアグレッシブなドライビングを続けた。そして早々に42秒台に入れると、最終的には1分42秒747まで詰めてみせた。このタイムは、このセッションだけでなく、この日2回のセッションを通じてのトップタイムだった。

翌27日も、ドライのコンディションで始まったが、見る見るうちに雲が勢力を増し、コースの西側部分から雨が落ち始めた。そして10分を経ったところで悪天候を理由にセッションは一時中断。セッションが再開されると、コースインした山野選手は、走行開始早々に1分52秒台に入れ、タイミングモニターのトップに躍り出る。その後、コースが少しずつ乾いていくに連れてライバルもタイムアップし、2台のZとガライヤ、そしてランボルギーニなどが競り合いながらトップタイムを更新する。その争いを後目に、山野選手はいとも簡単に逆転。1分45秒765まで詰め、このセッションのトップタイムをマーク。これで3セッション連続でのクラストップとなった。
午後のセッションも開始直前にひと雨来たが、ドライコンディションで推移。ライバル各マシンも、いよいよ予選アタックのシミュレーションを行うようになり、タイムも1分44秒を切るようになった。だが、前日に予選アタックをシミュレーション済みのクスコレーシングは、この最後のセッションではロングラップがメインテーマ。セッションの大半でステアリングを握った佐々木選手が1分44秒008まで詰めたが43秒台には届かず、このセッションクラス5番手となる。
前日のタイムで、2日間の総合結果としてはクラストップ。それも、2番手にコンマ6秒の差を築いており、2週間後に迫ったシリーズ第2戦に、期待を繋ぐことになった。

●スタッフボイス:松田久マネージングディレクター
「5月の本番(第3戦/富士500km)とは、コンディションが違うので、今回の力関係を、そのまま再現するのは難しいと思うのですが、取り敢えずトップタイムをマーク出来て、気持ち良かったですね。でも、まだまだの部分も分かってきて、個人的には厳しさも痛感しています。マシンに関してですが、今回は空力関係を、少し手直ししてきました。具体的にはフロントの下回りと、リアのディフューザーを改良してきました。また、ダンパーも、今回は新しいスペックにしています。さらにサスペンションも、基本レイアウトは変わりないですが、少しずつ見直しています。ドライバーからは好評でしたね。」

●ドライバーズボイス:山野哲也選手
「クルマは、開幕戦よりも随分ハンドリングが良くなってるね。低速から高速までどんなコーナーでも、クルマがよく曲がるようになったんだ。今までのインプレッサに欲しかったところがついてきた感じ。特に高速になればなるほどハンドリングがすごく良くなってる。今回はエアロパーツを見直して来たんだけど、これはその効果じゃないかな。それに、サスペンションも見直していて、限界も上がってる。大きなトラブルもなく、ずっと走り続けられたことも大きいよね。ただ、小さなトラブルは幾つかあった。レースではトラブルフリーで行きたいね。でも、次回の岡山と第3戦の富士に向け、好印象となったね。」

●ドライバーズボイス:佐々木孝太選手
? 「僕はクルマを速くするために、そして勝つために(チームに)呼ばれたと思ってる。だから、トップタイムが出せたのは嬉しい。6位入賞した鈴鹿の開幕戦以来、大きな?トラブルがなくドライで随分走り込むことができたのが大きいと思う。何よりも、チームが一丸となっているので心強い。最後のセッションではトップタイムじゃなかったけど、それは決勝イメージでレースのシミュレーションをメインにしたので、一発のアタックはやってないから。岡山は僕自身好きなコース。まだインプレッサでは走ってないけど、今の流れを続けていけば良い結果が残せると思います。手ごたえはありますし、表彰台は狙いたいですね。」
コースも乾いてきて、いよいよスリックでタイムアップする ピットガレージの奥では、数名のエンジニアがタイムをチェックする ピットに設置されたモニター。走行が始まるとここに順位や区間タイムが表示される
S-GT・富士合同テスト
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