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クスコ・ワールドラリーレースレポート

 皆さんこんにちは、キャロッセの柳澤です。

今回はいよいよAPRCシリーズの最終戦。灼熱のインドネシアから約2ヶ月のチョット長めのインターバルをおいてシリーズ3位を守るべく気合を入れて臨んだチャイナラリーの模様をお伝えします。
チャイナラリーへの参戦は今回で3回目。とは言ってもなぜか開催地が毎回違うので、コース状況や路面状況も当然違い、昨年のデータが使えない。『何で毎回場所変えるの?』
まあそうは言っても地元の選手は別としてもAPRCの選手はみんな同じ条件なので自分たちだけ不利なわじゃないけどね。でも年々使うコースが悪くなってるような気がするんだよねー、、。
今回の開催地はロンユウという町。
まあ町の様子や人口などはあまり関係ないけど、問題なのはコース状況と天気。何しろこの時期のこの地方は、日本の梅雨みたいな時期らしく毎日が雨か良くても曇り。当然路面もへビーウエット状態が予想され、山の地質も赤土みたいでとてもすべりやすそう、きっと難しいラリーになりそうだ。
レッキが始まるとやはり予想していた通りの厳しいコース状況。毎日降っている雨、そして赤土路面という事でとにかく超スリッピーな路面状況。それに道幅が基本的に狭く、ツイスティーで標高が高い山岳路などもあり、はっきり言って危険なコースだ。レッキ時はラリータイヤを使えないのでレッキスピードでもリタイヤしそうなくらい滑る。きっと本番でも間違いなくサバイバルラリーになるだろうね。自分たちもやらかさないようにしないと、、、。
レッキの方は何とか無事終了し、2日目のレッキ後にはシェイクダウンが行われた。シェイクダウンは本番のSS1(スーパースペシャルステージ)と同じコースで行われ、本番と全く同じコースで2台同時にスタートさせている。さすがにシェイクダウンとは言え、みんな気合を入れて走っている。

翌日はいよいよセレモニアルスタートからSS1(スーパースペシャル)とSS2(15.38km)のなぜか2本のSSが行われる。
スタート会場にはいつものAPRCメンバーの他、デビットヒギンス、マーチンロー、リチャードメイソンなどや鎌田卓磨選手などの有名選手の顔ぶれがあり恐るべしチャイナ選手権といった感じ。
また、こんな場所でカツ、卓磨と3人で話しが出来とてもリラックスできた。ただ違うのはチャイナ選手権に参加している卓磨だけキャンギャル付(傘までさされている)。カツと自分はキャンギャルどころか傘もない状態。ちょっと卓磨がうらやましい、、などとはラリーの事しか考えていない我々は全く思わなかったけどね、、?。
そして大勢の観衆の中ラリースタート。SSSの対戦者はインドネシアチャンピオンのリファット、自分としては何とか勝てると思ってスターとしたが最終コーナーを立ち上がると先行しているリファットが、、、残念、負けたてしまった。しかもゴールラインを通過した直後、先行するリファットの跳ね石がフロントウインドーを直撃しガラスが割れてしまった。幸い割れたのは左上のあたりで視界に影響するようなところじゃなかったから良かったけど、もしDr側の目の前だったら大変だった、まあ自分が遅かったから仕方ないけどね。
なんだか気分的に焦ってしまったのか、続くSS2も中間地点でスピン、気持ちは焦るがリズムに乗れずトップのコディーに28.9秒も離されてしまった。さすがに悔しい、、。
この日はこれで終了なので全くの不完全燃焼といった感じ。
今日のことは忘れて明日から全開でがんばるぞー!

翌日からは本格的にラリー開始。とにかく『冷静に集中して攻める』事をもう一度自分に言い聞かせラリーをスタートする。
そしてSS3は比較的日本の林道に似ていて自分としては得意なコース、ここはとにかく全開で走行、タイムはコディーに続く2番手タイム。やっと波にのれてきた。
続くSS4は、スタートして4km地点でイン側の石に引っ掛けロワアームを曲げてしまった、しかしここで大きく負けたら終わりだと思い、アームに負担を掛けないよう注意しながらも出来る限り全開で走行、何とかゴールしてタイムを確認するとコディーの13.9秒落ち、思ったより離されなかったなーと思いつつあとでタイムを確認したらなんと信じられないが2番手タイム、曲がっていても、曲がってなくてもタイム
かわんないの??? いやきっとがんばったかいがあったに違いない。
サービスをはさみ車は完全にリペア完了、2ループ目に入る。
SS6はさっき2番手タイムを出したSS3のリピート。今度はベストを取りたいと思い更にペースをあげて走行。しかしチョットオーバースピードで入りすぎた左コーナーで右リヤを大きな石にヒットしアームを曲げてしまいタイムロス。それでも3番手タイムを出すことが出来た。スケベ根性はよくないね、、。
この後のSSも無難にこなして2ループ目が終了しサービスイン。
サービスでリヤのアームを交換しアライメントも修正完了。サービス隊にはいつも本当にお世話になります。
3ループ目はさすがに路面状況が悪くなりすぎてステージの一部もキャンセルになったり、リタイヤ車がそこらじゅうに止まっていたりでまさにサバイバルラリーの様相だ。
走っていてもあまりに路面が滑るし(こんなにすべる路面は今まで走ったこと無いかも)、悪いし、霧がでるはで少々めげ気味、、。集中を維持するのが大変だ。
これでLeg1が終了。いろいろあったがポジションは総合2位、トップのコディーには大きく離されてしまったが良い順位で1Legを終えることが出来た。前も後ろも離れてしまったがポジションキープを目標にLeg2へ

明くる日も昨日よりも雨量は少ないが小雨。結局中国に来てから最終日まで1回も晴れなかったなー。
Leg2初っ端のSS12は超ツイスティーな山岳コース。何しろAve.が約50km/h。さすがに日本の林道でもAve. 50km/h以下のコースは少ないよね、、。
そんなツイスティー、狭い、高い、霧、すべりやすいコースを16.3km、約20分間全開で走る、けっこうキツイコースだ。
それでもLeg2の勝負どころはこのコースだと思い、攻めると決めていたので全開で走る、途中何回かぶつかりそうになったが何とかノータッチでゴール、タイムはまたもや2番手タイム、それにしてもコディーはどこでも、どんな道でも早いねー。
SS13は卓磨がベスト。これまでにも数回ベストを取っていてさすがに速い。
Leg2はこの2本のコースを3ループ(3周)する設定になっていてこれで1ループ終了、しかしコース状況は1回走っただけでかなり荒れてしまい、あと2回も走ったらどうなるの?といった状況だ。
路面が悪くなってきたのでショックのセッティングを変更し2ループ目へ。天候が曇り(雨は降ってない)なので路面のグリップは上がってきたものの予想通り路面は悪化、特にSS15は轍やうねりがひどく車が壊れそうだ。ペースを少し下げたもののなぜかフロントタイヤがパンク。幸い残り約1km地点だったので交換無しで走りきれたが、かなりタイムロスしてしまった。
サービスで更に悪路を予想しサスセッティング変更。しかしあまり路面状況がひどく最終のSS17がキャンセルとなった。これで実質SSはあと1本となった。
最終SS例のはツイスティーな山岳コースのSS16。ここも3回目の走行となるので路面の根石が出てきておりバーストに注意が必要だ。この時点でもまだ前後のタイム差が大きかったのでとにかくポジションキープでトラブルを起こさないように走行、のはずだったがやはりこのままではゴールさせてもらえなかった、、。
スタートして5km地点で注意していたが原因不明のパンク。残り10km以上あったのとフロントタイヤだったので途中で交換することに。やっとの思いで安全に交換できる場所を見つけ停車。まずはジャッキアップを始めたが路面がやわらかくジャッキが埋まってしまう、場所を変え上げ直すがまた埋まる、石を敷いてやっとの思いで上げたが今度はギリギリで上がりきらない、タイヤの下を掘ってやっとタイヤを外し、ジャッキが倒れるのを恐れながら交換、、。こんなことで交換するのに5分もかかってしまった(通常1分30秒からかかっても2分くらい)その後かなり動揺したが無事ステージゴール。
これでかなり順位を下げてしまったなー、、。悔しい。
それでもシリーズ3位争いをしていたミエッティネン選手がマシントラブルでリタイヤし、更に先ほどのSSでスーパーラリーで走っていたカツが車両トラブルでリタイヤしたとの事。なんと最終的にはAPRCシリーズ2位まで上がれたようだ。なんだかよくわからないうちに2位になれたと言う感じだが、正直、2位はおまけみたいなものだが3位は自分の力で守ることが出来たと感じ自分としては良かったと思う。
そしてまずはCo-Drの美細津さんと握手。そしてサービスではみんなに拍手で迎えられチームのみんなと握手を交わす。『みんなありがとう』最高の瞬間だ。
今回のラリーでもいろいろ良い経験をしたけど、今シーズンは初のAPRCシリーズ参戦を通して本当に良い経験をすることが出来た。
特にハイスピードでクレストをぶっ飛んでいくキャンベラ、灼熱のマレーシア、インドネシアでは今までありえない経験が出来て全ての面でDr、Co-Drそしてチーム全体が強くなれたと思う。またこの積み重ねがラリーでは特に大切なこと、来シーズンもAPRCへのシリーズ参戦を予定しているけど今シーズンの経験を活かしまずは1勝。また、後輩の裕矢も今シーズン全日本で1勝し本当の速さを身に付けてきたし全日本、APRCでWチャンピオンを目指して来シーズンもがんばります。
是非みんなの応援をよろしくお願いします。また皆さんもマレーシアラリー観戦あたりを計画してみてはどうですか、、?
それでは、今シーズンの応援本当にありがとうございました。

 ※ラリーチャイナ参戦記全文は、PD3月号(2/1発売)に掲載予定です。
 
柳澤宏至ラリーチャイナ参戦記(ダイジェスト版)
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