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スーパーGTレースレポート

Round 3 FUJI GT 500km Race
Rd.3/予選
●進化の証、スーパーラップ進出に接戦
 何がなんでも完走、シングルフィニッシュを目指す!

開幕から1ヶ月半が経ち、ゴールデンウィーク恒例の富士ラウンドを迎えた。通常のラウンドがレース距離300kmで戦われるのに対して、今回は500km。決して得意としていない富士スピードウェイが舞台だが、タイヤに優しいシンメトリカルAWDを武器とするクスコDUNLOPスバルインプレッサには、大きなアドバンテージとなるはずだ。

5月2日の水曜日からレーススケジュールが始まり公式練習、そして3日の木曜日には公式予選が行われた。第2戦から約1ヶ月のインターバルがあったが、その間にチームスタッフはハードワークを続け、マシンを大幅にポテンシャルアップしてきた。ポイントは○ブレーキと○エンジン、そして○ボディだ。
○ブレーキに関しては、これまでのタイプでもポテンシャル的には充分だったが、少しピーキー過ぎるきらいがあった。そこでフロントのローター径変更。反対にリアは6ポッドからエンドレス社製の4ポッドに変更。ドライビングのシビアさが少し解消されることになった。○エンジンは富士スピードウェイ仕様に仕立て直されており、長い直線でのトップスピードの伸びを稼いでいる。○ボディに関しては、エンジンルーム内を主に、補強パイプが追加され、剛性力アップがはかられている。

決勝セットを詰めることに終始
青木選手は予選基準タイムをなんなくクリアすると
決勝セットを詰めることに終始した。

公式練習では2回のセッションで、それぞれ17番手、18番手につけた。タイム的にはともかく、ドライバーのフィーリングはまずまず。何よりも、大きなトラブルもなく充分なマイレージを稼ぐことになり、公式予選に向け好い流れを掴むことになった。
木曜日の公式予選は、いつものように山野哲也選手がアタッカーを務めた。1回目のアタックで山野選手は1分43秒441をマーク。公式練習では44秒台後半がやっとだったから、約1秒半もタイムアップすることになった。その後、ピットインして2セット目のタイヤで再度アタックした山野選手だったが、マシンは少しオーバーステアの状況が出てしまい、自己ベストを更新することは適わなかった。だが、トップとのタイム差もコンマ9秒、3番手とはコンマ5秒になった。ただし、その3番手以下は大接戦。ポジション的には15番手で午後のスーパーラップ進出はならなかったが、10番手とのタイム差は僅かに0.16秒。あと一息だ。

セッション最後、GT500クラスとの混走となる20分間は青木孝行選手がドライブした。彼には、予選通過基準タイムをクリアするだけでなく、決勝セットを詰めていく課題も与えられていた。そこで、青木選手は期待に応える格好でベストジョブ。決勝に向け手応えを掴むことになった。

インプレッサAWD
メディアの注目も高いインプレッサAWD

●スタッフボイス:大溝敏夫監督
「(今回の予選は)接戦でしたね。トップ2台は少し抜きん出ていますが、その後は大接戦。シンメトリカルAWDの優位さを活かすためにも、予選で、何とかして前に出ようと思っていたのですが、0.16秒差でスーパーラップ進出を逃してしまいました。ドライバーはもちろんですが、エンジニアやメカニックは一所懸命、ハードワークを続けてマシンを速くしようと頑張ってくれています。昨日も、午前3時頃まで作業していました。そんな彼らの頑張りに(結果で)応えることが出来なかったことが、悔しいです。それでも、マシンは着実に進歩しています。レースは500kmの長丁場。タイヤがタレ難いというAWDのメリットを活かし、決勝ではAWDインプレッサのベストを目指します。」


●スタッフボイス:荻久保寛テクニカルディレクター
「今回の富士に向け、ブレーキとエンジン、そしてボディに改良を加えてきました。特にボディの補強が有効だったようで、セッティング変更に対して反応が良くなりました。2回目のセッションでは良い本番セットが見つかりました。決勝が楽しみです。」

●ドライバーズボイス:山野哲也選手
「今日のアタックはパーフェクト、という訳じゃなかった。オーバーステアが次第に強くなってきて、カウンターを当てることが必要になり、最後はスピンまでしてしまいました。ハッキリとした原因は掴めていないのですが、タイム的にはトップとの差が小さくなるなど、明らかに進歩したと言えます。セッティングの変更に対してクルマの反応も、より顕著になりましたが、これはボディ補強の効果だと思います。決勝では、具体的な順位を目標にはしていませんが、ドライバーもチームもミスなく走り、またメカニカルトラブルさえ出なければ、シングルフィニッシュは可能だと思います。」

●ドライバーズボイス:青木孝行選手
「これまで(3戦目)でベストな予選だったと思います。公式練習からのセットアップも良い方向に進んでいます。決勝は500km。暑い(熱い)レースで長目のスティントにもタレ難いAWDの特性に加えて、ハードなタイヤを選択しているので、決勝には期待しています。」



エンジンルームの補強
エンジンルームの補強は効果的だった。

クーリングエア用のダクト
トランクリッド左右の前端に設けられた、クーリングエア用のダクト。

4ポットキャリパー
第3戦からリヤブレーキはエンドレス製の4ポットキャリパーを使用。

使用するガソリン
使用するガソリンは重さで量る。

パドックスイート
F1開催を前に新設されたパドックスイート。
今回はクスコチームも利用した。

パドックスイート1F
パドックスイート1Fは、チームのGHQだ。

パドックスイート2F
ホスピタリティ用に利用されるパドックスイート2F。




ジョブメニュー
その日のジョブメニューがホワイトボードに書き込まれていく。

リラックスしたムード
予選の朝一番は、リラックスしたムードから始まった。

公開車検
朝一番の公開車検。隣の中嶋プランニングのメカ(GT500クラス)たちも食い入るように、見入っていた。

燃料補給装置
公開車検では、燃料補給装置もチェックされる。

内視鏡でエンジンをチェック
内視鏡でエンジンをチェック。

山中エンジニアとエンドレスさんのエンジニア
山中エンジニアとエンドレスさんのエンジニアと共にブレーキのチェック。

ピットシュミレーション
予選1回目終了後、サポートレースの予選中にもピットシュミレーション。


ピットウォーク
サーキットレディ

ピットウォーク
ピットウォークは大盛況

サーキットレディ

ドライバー・ファンサービス



ドライバー・ファンサービス

ドライバー・ファンサービス


クスコレーシングチームのコンテナ


Rd.3/予選 Round 3 FUJI GT 500km Race
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